「くんくんくんおいしそう」 みんなの声

表紙の主人公の目がとても優しそうに描かれているのを気に入ったのでこの絵本を選びました。食物連鎖を自然に学べる設定になっている所が良いと思いました。自然界は本当にバランスよく交互に作用している素晴らしさをとても分かりやすく描いてあったのに感動しました。主人公の毛並みの描き方もとても凝っていて素敵だなと思いました。

「くんくんくん　いいにおい」

「くんくんくん　なんだろう」
　
「くんくんくん　おいしそう」


　の繰り返しがとても好きです。アフリカのンドキという森の事が気になりました。動物が食べた果物が、動物のうんちから芽がでてやがて大きな木に成長することが、わかりやすく学べました。動物は食べ物を独り占めしないで皆で分け合って仲良く食べているのもよかったです。

ゴリラ、チンパンジー、ゾウが、順々に、おいしそうな果物の生る木にやってきて、仲良く赤い実を食べます。そして、おなかがいっぱいになると・・・。自然界の営みを易しく、楽しく、解説してくれています。娘は、「どうして、動物は種を出さないの？」と、不思議がっていましたが、その種が大地に返り、そこから新しい芽が出て、再び森を潤すことを知り、面白さの中にも驚きの発見をしたようです。同じ作者の「ぼくごりら」（ちいさなかがくのとも）も、娘のお気に入りの１冊です。どちらも、作者のゴリラへの限りない愛情が伝わってくる素敵な作品です。

アフリカのンドキというところに住む、どうぶつたちが
ジャングルの中で大地の恵をたくさん受けながら、その恵を
ふんだんに楽しみ、共存していく仕組などにも触れてるお話しです。

始めは、おいしそうな果物によだれが出ちゃいますが・・・
途中からはん〜、匂ってきそう！
でも、その展開も最後の方で、ジャングルの植物と動物の共存について触れることができるのです。
単純なお話しでしたが、結構深いな〜って関心しました。