昼間特有の細い目で、上から見下ろしてくる挑発的な猫の顔。
この表紙は、猫好きの人でないとなかなか手に取らないのではないかと思います。この猫、見た目通りのしたたかさで、人間が留守の間にやりたい放題して羽を伸ばします。
床屋さんでは熟練美容師にグルーミングをしてもらい、本屋さんで本を(独特な方法で)堪能し、目を爛々とさせながら映画を鑑賞。どのページでも見事なまでのおっさん顔。
でも猫好きには、そこがたまらなく可愛い!
荒れ放題の部屋を見ると「あぁ、そうそう。猫って可愛いだけじゃないよね。」とため息をつきたい気分になるのですが、最後のページを見た瞬間、完全にノックアウト。
こんなの、何だって許しちゃいます。