いとうひろしの児童書です。息子はお遊戯会のためにハーモニカを練習したので、この話に親近感が沸いたみたいです。
モニカさんはハーモニカの名人。赤ちゃんの時から演奏していました。
この赤ちゃんの顔が「あかちゃんのおさんぽ」のあかちゃんにそっくりでクスッとしました。
モニカさんがハーモニカを作っているハンダじいさんの家に行くと、音のしないハーモニカが置いてあり、モニカさんは自分の音を見つけに出かけます。
笑ってしまったのは、音が見つからず「れれれれ」と落ち込んでいるモニカさん。「れれれれ」と落ち込んでいるうちに見つけたのが「レ」の音だったのです。息子と「それは安直」と笑ってしまいました。
読みながらすぐに連想が浮かぶ音もあり、そのたびにクスクスッとさせられました。
自分の音を見つけるという真面目な旅でありながら、笑う所が要所要所にあるのが、いとうひろしらしいなあと思いました。
いとうひろしには、児童書がたくさんあるようなので、これからも読んでいきたいと思っています。