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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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狂言えほん しどうほうがく」 みんなの声

狂言えほん しどうほうがく 作:もとした いづみ
絵:青山 友美
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年08月
ISBN:9784061323636
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,296
みんなの声 総数 21
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  • 馬を操る呪文

    咳をすると暴れ
    「しどうほうがく」と唱えると鎮まるという馬を使って
    ワガママな殿様をやり込めるお話。

    「しどうほうがく」は「止動方角」と書くそうです。
    聴きなれない言葉で、漢字を見てもピンと来ません。
    狂言の舞台では、もっと長い呪文のようですが
    わかりやすいように簡略化しているようです。

    動きのあるお話ですので
    読むのは少しコツがいりそうですが
    ハマればオオウケしそうな予感。
    いままで興味のなかった狂言にも
    興味が出てきました。

    我が家では
    裏表紙の大オチがツボでした(*^_^*)

    投稿日:2014/04/11

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    1
  • ちょっとやりすぎ?

    同じ狂言絵本の『くさびら』が面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
    「しどうほうがく」とは、馬を鎮める呪文。
    嫌味な殿様を、太郎冠者がその呪文を使ってやり込めるお話。
    馬の癖を、なぜか太郎冠者だけが知っているというところが面白いですね。
    絵が可愛くて、嫌味な殿様が、ちょっと可愛く見えるからか、ラストはちょっと太郎冠者がやりすぎなのではと思ってしまいました。
    こちらの演目、本物の狂言でぜひ見てみたいです。

    投稿日:2020/07/16

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  • スカッとしました♪

    狂言絵本です。いばりんぼうのお殿様を懲らしめる家来の太郎冠者の仕返し方法に、「スカッ」としました。何度も何度も馬から蹴落としてちょっと可愛そうにも思いましたが、「コホン、コホン、コホン」と後ろから咳きをして、馬は、「ひひ〜ん」といななき、お尻をふりあげて、お殿様は、「ずでん!」の繰り返しが面白かったです。「しずまりたまえ、しどうほうがく」太郎冠者が、馬にではなく殿様に跨ったのには、ちょっとやりすぎかなあと思いましたが、そのお陰で恥ずかしい思いをした殿様が、威張るのを止めたのだからよかったです。

    投稿日:2018/09/25

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  • 【内容】
    見栄っ張りで威張りんぼうの殿様が、お茶の会に行く。家来の太郎冠者は、お茶と刀と馬を借りに行くように命じられる。馬は後ろの方で人が咳をすると暴れるという癖をもっていて、もし暴れたら「しどうほうがく、しずまりたまえ」と呪文を唱えれば大丈夫だという。太郎冠者は殿様を馬に乗せ、早速お茶の会に出かけるが…和ワガママな殿様をやり込める、痛快なお話。

    文:もとしたいずみ
    絵:青山友美
    狂言のミニ解説:野村萬斎
    ※「止動方角」(しどうほうがく)を、子どもに違和感なく楽しめるようつくった作品。

    【感想】
    バカでワガママで、見栄っ張りで、威張る上司というのは、いつの時代のどこの国にもいたようで。人間社会の基本的な構図は変わらないという真理を、狂言絵本シリーズは教えてくれる。
    今回の太郎冠者は結構賢い、普通の人。(太郎冠者の性格は、作品によっていろいろあるらしい) 主人のワガママに付き合ってられないという、至極もっともな感覚と、日ごろのストレスを解消してやろうという遊び心に大いに共感。私も似たような場面に出くわしたら、早速やってみたい!きっと、大人は誰でも思うだろうと。
    いや、子どもの世界もけっこうシビアだから、きっと溜飲を下げる幼児もあると思う。この話を読んで、自分の保育所時代に、「殿様(女王様)」と「家来」という関係で、「お友達」と言っていたあの人やこの人が思い浮かんだ。
    いつの時代も、どこの場所でもこういう構図は普遍的に存在するのだ。年齢は関係ない。
    ただ、最後にこの絵本の殿様は自分の愚かさに気が付き、威張るのをやめた。現実世界では、はたしてどうだろうか?自分も「殿様」になっていないか?

    投稿日:2018/06/27

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  • 咳で暴れる馬

    狂言えほんです。
    平仮名だと?ですが、「止動方角」、一種のまじないのようですよ。
    威張りん坊の殿様と、家来の太郎冠者のエピソードです。
    お茶会に行くため、馬を借りに行った太郎冠者は、馬の取り扱い説明を受けます。
    誰かが咳をすると暴れるから、その時は「静まり給え、止動方角」と言えば静かになるとか。
    ということで、その特性?を生かした、珍道中が愉快です。
    太郎冠者を怒らせる殿様への報復に、何度も殿様を落馬させる太郎冠者。
    その痛快さがやはりツボですね。
    狂言の面白さが伝わってきます。
    狂言入門書としてもいいかもしれませんね。

    投稿日:2017/03/22

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  • 狂言絵本

    このお話は狂言の絵本でした。狂言の絵本はオチがあったりして子供も気に入っています。えらい人が家来に偉ぶられて、いつも自分の威張ってきた行いを改めるという内容だったのですが、うちの子はえらい人が痛い目に合っている姿が面白かったみたいでいい教訓になったみたいです。

    投稿日:2014/05/08

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  • うまい仕返し

    後ろでせきをすると暴れだす馬をうまく使って、わがままな殿様をやっつけるお話。
    これ、「狂言」にあるお話なのだそうです。
    「狂言」や「落語」がいろんな絵本になっているけれど、狂言にも落語にもまったくうとい私は、ただ、お話のおもしろさでこの手の本が気にいっています。
    とんちも効いているし、うまい具合に相手をとっちめたり、だましたり、その手口がなるほど!です。
    この「しどうほうがく」もやたら威張り散らしていた殿様が、たろうじゃのはかりごとによって、その自分のおろかさに気づく。
    下層の人たちは、いつも上の人たちにこきつかわれる身にあるけれど、ちょっとした機転で立場逆転、悪をくじく。爽快だ。
    「しどうほうがく」という言葉は聞きなれないし、意味もわからないけど、不思議なおまじないということで、子どもの耳にすんなりなじみます。お話もわかりやすい。

    投稿日:2011/03/03

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  • 明快明朗ウケ保障

    単純に考えれば面白おかしいお話ですが、語り口調の飄々としたところがこの絵本の味です。
    狂言は独特な言い回しで、理解するのには少し敷居が高いように思えていたのですが、この絵本は狂言への親しみを作ってくれているように思いました。
    太郎冠者と殿さまの掛け合いが、単純な繰り返しで子どもたちにウケました。
    咳をすると暴れ出し、「しずまりたまえ、しどうほうがく」と唱えると静かになるという馬。
    「しどうほうがく」という言葉が妙に神秘的に響くようで、子どもの心をつかむのに響きある小道具になっています。
    最後、太郎冠者は殿さまの背中に馬乗りになってしまうので、お笑いコントのようでもありますが、ドタバタにならないお話のまったり感がなんとも心地よいのです。

    小学生の昼読みで結構ウケて、拍手をもらいました。
    絵も大きくて見やすいので、大勢の前の読み聞かせにお薦めです。

    投稿日:2011/02/19

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  • 本気で咳してみせました

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    期待以上におもしろかったです。
    狂言という伝統文化は、子どもには難しいのでは?(私のような無知な大人も?笑)と勝手に思っていたんですが、この絵本を読むと、「いや、狂言って実はわかりやすい?そして、すごくおもしろい?」って考えに変わりました。
    お話はもちろん、絵も笑えます。お殿様のお間抜けな表情がなんとも親しみやすく、歴史上にこんなお殿様がいたのかなあ。ぜひ、いてほしいなあ。とまで、思ってしまいました。
    子どもに読むときは、「コホン、コホン」とせきをするところを、本気で咳ってみました。これ、子ども大ウケでした。クラスでの読み聞かせでも、ぜひやってみようと思います。
    読み終わりは必ず、絵本の後ろまで見ましょう!笑いは最後まで続きますよ。

    投稿日:2009/12/09

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  • ここまでやるか〜、すごぉ〜。

     古典芸のというだけで、大人でも敷居の高い狂言を、こどもたちが理解できる言葉に置き換え、絵本仕立てにした作品です。
     台詞や場面の繰り返しが、絵本との共通点で、こどもたちも違和感なく楽しめるのだと思います。
     幼稚園のころから、野村萬斎さんのファンだった私たち親子。
     シリーズ『ぶす』・『くさびら』に続いて読みました。
     威張りん坊の殿様に仕える太郎冠者が、「茶会に出るため、お茶と刀と馬を借りて参れ!」と遣わされ、借りた馬の静め方を聞き…。
     日頃横暴で、勝手な殿様をやり込める笑い話。
     馬を静める呪文が、“止動方角”。
     息子は、馬が○○をしたら、暴れ出すシーンで何度も喜んでいました。
     最後のシーンでは、「ここまでやるか〜、すごぉ〜。」とビックリしてました。
     小学校入学前後くらいのお子さんから、この楽しさが理解できると思います。

    投稿日:2009/09/21

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