下の子を捕まえて、「とにかく面白いから聞いてよ」と、読み始めました。
最近つづけさまに絵本を読んでいるので、
少々閉口気味に「早くしてね」といいながら、
聞いてくれた下の子は、あっという間に絵本に世界に入り込んでくれました。(バンザーイ!!バンザーイ!)
聞いてくれている子どもたちの気持ちが、物語の中に飛び込んできてくれる時の感触が、私は大好きです!
主人公の男の子たちは10歳前後でしょうか?(年の近い男の子2人)
「たいくつだ」といいながら、
家にあるもので飛行機(しかも人が乗れる大きさの)を作ってしまうんですから、
最後のシーンでお父さんがしみじみいうように「たいしたむすこたち」です。
そこらにあるものをどんどん飛行機の部品に組み立てていっちゃうところは、読んでいてワクワクしました。
無事生還した時に、たくさんお仕置きされて、たくさんキスされてって、とこがすごくいいな〜と、思いました。
この子たちはご両親にとても愛されて育っているんだなぁ。こういう親になりたいなって…。
お話会の読み語りなどで読んでも子どもたちは喜んでくれると思いますが、よく見ると1ページ1ページとてもこだわりを持って描かれているので、
出来たらこの絵本はブックトークなどで軽く流して紹介して、改めて子どもたちに自分の目で読んでほしい絵本かな。
設計図を広げているシーンとか、
いろいろなエンジンを比べているシーンとか、
お兄ちゃんたちが飛んでいるのを見て、1人喜んで手を振っている下の子(赤ちゃん)の動きとか、何度読み返しても楽しいですよ。