シリーズ3作目。今回から、ヤギとオオカミの名前が明らかになります。二人は、「ひみつのともだち」なのですが、そこへ、メイの友達、タプが登場します。この第三者の登場によって、微妙に揺れ動く二人の関係。だけどやっぱり二人の絆は強かった。
タプから、散々悪口を言われて耐えているガブの姿が、なんともいじらしい。でも、散々「メイのことが心配だ」と言っておきながら、最終的には、ガブの泣き声にいちもくさんに逃げ出すタプ。なんだかこのメイとタプの幼馴染という関係が、またメイとガブの関係と対比されていて面白いのです。最後に、タプは、メイがオオカミをこぶしをあげて追いはらっていると勘違いをします。守ってあげたい存在のメイから、少し状況が変わるのかしら。
4作目が楽しみです。早く図書館で借りてこようっと。