2歳と5歳の子に読みました。
絵本の中だからこそできる、素敵なストーリーですね。
コブタくんが、おばあちゃんの誕生日に「ぎゅっ」を郵便でとどけるお話です。
郵便局のイヌさんからはじまり、手紙を仕分けるやぎさん、トラックを運転するうさぎさんと次々に「ぎゅっ」をリレーしていきます。
多くの動物たちが登場し、リレーしている動物たちのあいだにもぎゅっとしていくなかで、幸せな気持ちが生まれていきます。
中には恋が実ることも。
おばあちゃんのお返事も素敵で、最後のページのコブタくんのほっぺを見て、娘は「あ〜!届いてる!」と喜んでいました。
私としては、動物たちの毛の描かれ方が苦手だったのですが、娘たちは気にならなかったようです。
とっても優しい笑顔で、聞いていました。
リレーの場面が長く、2歳の子の方はもちろん、5歳の方もちょっと途中で気持ちがそれてしまうこともありましたが、
郵便を届けるには、こんなに多くの人がかかわっているんだということを学ぶ機会にもなりました。
多くの絵本では、お手紙を渡した郵便屋さんがそのまま相手に届けてくれますものね。
お手紙を書くのが大好きな娘に、それが伝わってくれるといいな、と思います。
子どもはみんな「ぎゅっ」とされるのが大好きです。読み終わると、思わず親子でぎゅっとしてしまう絵本です。