性教育を行っていらっしゃる産婦人科医高橋幸子先生の本です。
性教育の本は最近発売が増えていると思います。良い本が多いです。ただ保護者向けや中高生向け、あるいは絵本が多いですが、この本は小学生がこれから始まる思春期に向けて読める本です。
内容も必要なことが過不足なく含まれていますし、小学生にもわかりやすく科学的に説明されています。
性教育にSEXは避けて通れないけれど、小学生にはまだ早いのでは?と思う人もいると思います。
あるいは必要なことはわかっていてもどう説明したらいいのだろう?、赤ちゃんはどうやって出来るの?と聞かれたけど、はぐらかしてしまった人もいると思います。
そんな人は是非読んでほしいです。
私はこの本を読んで、こんな風に事実を科学的に話せばいいんだなと思いました。
性教育なんてどうしたらいいのかわからない、これまで何もやってこなかったという保護者の方は、ご自分で読んでから、お子さんに渡すといいのではないかと思います。
本来は幼児期から始められたら1番いいですが、小学生でも遅くないです。そのための本だと思います。
性教育とは人間教育だと思います。
幼児期からプライベートゾーンを教え、自分を大事にする、人を大事にする、嫌なことをされたらいやと言えるようにする、自分の身を守れる、子どもから大人への変化を知ることだと思います。
この本はそれが全て含まれています。
また、表紙や挿絵のイラストがほっこり可愛いくて、そこも気にいっていますし、手に取りやすいと思います。