「コーちゃんのポケット」 みんなの声

おなじみ、コールテンくんの続編です。
コールテンくん、この本の中では《コーちゃん》と呼ばれています。

今回の冒険の舞台は、コインランドリー。
自分の服にポケットが欲しくなったコーちゃんが、いつもの好奇心を発揮してうろうろしてしまい、持ち主のリサちゃんとはぐれてしまいます・・・。

そこで出会った絵描きさんの親切なこと！
そして、コインランドリーの中を探検するコーちゃんもとっても楽しそう！
最後はハッピーエンドで、あたたかい気持ちにさせてくれます。

「くまのコールテンくん」とセットで楽しめるとても素敵な絵本です。

ポケットっていいですね。
今は実用的な面が大きいですが、それでも久々に着た服のポケットに忘れていたものが入っているとどきっとしたりします。

ポケットがほしいコーちゃんの気持ちもよくわかります。
子どもたちもきっとそうでしょう。
ポケットをさがすコーちゃんがかわいいですね。
後ろ姿がほんとに愛らしいです。

自分でなんとかしようとがんばるところが、子どもたちにも共感できるでしょう。
最後はほっとできるところもいいです。

コーちゃんではなくコールテンのままだといいのにと思いました。

以前に”くれよんのはなし”という作品を読んだ事があり、それ以来ドン・フリーマンさんに注目する様になったのでこの絵本を選びました。主人公の何でも楽しんでしまう性格が愛らしかったです。ハプニングもマイナスに考えずに自分自身でプラスに変えてしまえるところが素敵だなと思いました。自分のこだわりの為に何とかしようと行動する姿に感動しました。主人公の御蔭で元気を貰いました。

コーちゃんは、無邪気な子供そのもので、とっても可愛いです。
リサがコーちゃんを思う姿にコーちゃんは家族の一員だと思いました。
失っても諦めないで最後まで捜すリサを見習わなければと思いました。
洗濯物も中身を出し忘れて洗ってしまう私に、「ポケットになにか入っていたら、出しておいてね。」には、ドッキリしました。絵描きさんの優しさには、こころが温かくなります。大事なものには、名前とかわかる様にしようと思いました。絵本に教えてもらう私です。

ポケットがほしくなって、あちらこちら動いてしまうコーちゃんは、子供と同じだなとほほえましくなりました。
朝早く、コーちゃんをむかえに行ったリサの気持ちがよくわかります。

なにげなくてあたりまえのようなポケットですが、ママにとってはとても便利なものです。子どもにとっても、ポケットはなくてはならないものです。コーちゃんのズボンにもポケットがついてよかったなと思いました。

最近娘が毎日持ってくる本です。
もちろん「くまのコールテンくん」もいっしょに・・・。
娘は本屋さんで表紙を見かけて「コールテンくんのあたらしいやつだ」といい、
私もそう思ったのですが、タイトルは「コーちゃん」。
購入し帰宅すると、すぐさまうちにあった「くまのコールテンくん」も出してきて「いっしょに読んで！！」と催促。
買ってきた方はそのまま「コーちゃん」と読むと
「コーちゃんじゃない、コールテンくんと読んで！！」と注文がうるさいうるさい。
ラストページの名前を書いたカードには「CORDUROY」の文字。
なんだやっぱりコールテンくんだったのね。
訳者がちがうので、発音しにくい名前をあえてコーちゃんにしたのか、出版社が違うための苦肉の策か・・・。
娘にはそんな大人の問題はわからぬようで、
大好きなコールテンくんの本が増えたことに感激していたようでした。

しばらく本棚で忘れられたままだったのに、
先日息子が「ボタン無いよ〜の、くまさん読んで！」って、
持ってきました。

読み始めると、「あれ？ボタンは？」と不思議そう。
「ボタンはもう付けてもらったんだよ」と言うと、
コーちゃんのズボンを見て「ボタン付いてるね」と安心したみたい。

読み進めると「え？今度はポッケ〜？」と驚きながら、
コーちゃんと一緒に冒険気分。

だけど、粉石鹸の山でスキーみたいってシーンを見ても、
よく判らなかったみたい。
我が家の洗濯機は液体洗剤しか使えないので、
粉石鹸を見た事がなかったから、仕方ないのかな･･･。

あっ、レビュー読んでよかった。
どう見てもコールテンくんなのに、コーちゃんなわけがわかりましたよ。

我が家ではこちらの方がウケがよかったかな。
ハラハラしながらコーちゃんとの一晩を過ごしました。
絵描きさんのなんと優しいこと。こんな人、今の世の中にもまだいるといいね。これは作者かな。
私もコインランドリーでくまのぬいぐるみを見たら、こうしてあげよう。

子どもにとってお気に入りのぬいぐるみは、こうして生きて喋っていますよね。
見えない部分を鮮やかに見せてくれる絵本です。

くまのコールテンくんの続編です。コインランドリーでの出来事なんですがこーちゃんがいなくなっちゃいます。リサちゃんはいなくなっちゃったとあわてますがリサのおかあさんは明日になったらでてくるわといたって冷静で驚きました。でもお母さんの言うとおりになってほっと一安心なんですがその間コーちゃんはちょっとした冒険をするのでハラハラしながら楽しく読めました。でもこーちゃんとお話ができるリサちゃんが羨ましいですね。

有名な｢くまのコールテンくん｣の続編とのことですが、出版社も訳者も違うのであまり知られていないようです。
試しに図書館で借りてみたら娘４歳がとても気に入って、すぐにでも買ってあげたかったので書店を回ってみました。
しかし扱っているところが近所にはなく、結局ネットで注文しました。

届くなり一日に何回も読まされました。
最後のページをまねして、｢鼻をキューっとくっつけました♪｣と姉妹でやっています。

ドン・フリーマンの遺作ということも、訳者さんの文章の中で書かれていました。
この続編を読めないのは残念です。
でも続編がないからこそ、子供たちの想像の中でコーちゃんのお話が広がっていく、とも思えます。