「みんなふつうで、みんなへん。」 みんなの声

子どものころ、
「そういえば、そんなこと思ってたなぁ」というような
あるあるが、連作短編みたいに物語になっています。

タイトルが印象的です。
ある人が
「自分を『普通』という基準に置くと、それ以外は全部『変』なんだ」と、
言っていたことを思い出しました。
そして
こんなこと「へん」ということが
案外「あるある」なんだということを
この本は教えてくれています。

私も
猫は全部メスで
犬は全部オスだと思っていた時期がありました（＃＾＾＃）

スルスルと楽しく読めて、おすすめです。

ちょっと変わったタイトルにひかれ、手に取りました。
目次に並ぶ見出しも、何やら変わっています。各章のタイトルが短歌になっているのです。
小学３年生の日常を描いた短編集。それぞれの子どもたちの面白エピソードが語られます。
ボウルと聞いて、投げるボールと勘違いした中田くんのお話や、足が大きくて困ってもそれを言えずにいる林田くんのお話などなど。あるある！こんなことと、クスクス笑いながら読みました。
勘違いや思い違いって誰にでもあるんだなと思うと、とても気が楽になります。