「おばあさんとこぶた」 みんなの声

ちっちゃなおばあさんが、お家のお掃除をして見つけたちっちゃなへなへな銀貨で買ったこぶたを垣根を越えさせる為に次から次に頼みこみます。ことば遊びの絵本です。なかなかおばあさんの頼みを聞いてもらえないのですが、ねこが、「もしもミルクをくれるならネズミをとりましょ　おばあさん」から、頼んだ相手の逆戻りで解決できました。頼むには、やっぱりお礼があるといっきに解決したのが面白かったです。

イギリスなどのヨーロッパ地方に伝わっている民話をもとにしたポール・ガルトンさんの昔話絵本シリーズの１冊です。

このお話の民話をお話会の素話で聞いたことがありますが、
この絵本はこの絵本でポール・ガルトンさん風の味わいがあり、
楽しく読めました。
おばあさんも、ぶたも可愛かったです。
でも、犬は私の想像していた犬と違ったな。この作品に登場する犬はブルドックでした！
想像と違うところも、他の人はこんな犬を想像するのかぁと、楽しく魅せてもらいました。
元々が民話なので、時代を超えて今の子どもたちにも読んでほしい１冊です。。
読み聞かせで使うなら、４，５歳以上小学校中学年くらいがいいと思います。

中表紙でこぶたがこの絵本を読んでる姿が描かれていて、かわいいです。
「おおきなかぶ」を思い出しました。
お話が進むに従って、登場人物がひとり、二人と増えていき、そのやり取りが一行、二行とそのまま加えられていくんです。
徐々に要領を得た子供たちが、一緒に決まり文句を唱えてくれるようになるのも、楽しみのひとつです。
なかなかおばあさんの思う通りに行かなかった事が、するするするっと片付いていく様が愉快でした。