ジャングルの奥に住むぞうたちの群れ。みんなぞう色なのに、エルマーだけは違いました。エルマーはつぎはぎのまだらのぞう。きいろ、だいだいいろ、あか、ももいろ、むらさき、あお、みどり、くろ、しろ…。ぞう色でないエルマーはいつもみんなから笑われていました。「みんなと違うのはどうしてなんだろう。みんなと同じ色になりたいな」ある日、エルマーは群れを抜け出し、自分もぞう色になれるよう、ぞう色の実で体を染めました…。
違っていることって素晴らしいよ、というメッセージが最後に伝わります。お話はちょっと余計な部分もあるかな…と感じられますが、エルマーのキャラクターが魅力的なので、そこでカバーされているという感じ。結末がお祭り的で、ハッピーな気分にさせられます。色の祭典という感じ。かわいいイラストです。