北欧に伝わるお話です。
お百姓さんが、飼っているねこは、びっくりするほど大きくて、どう
しようもなく大食らいなので、お百姓さんは、飼うのが嫌になって
きました。首にをくくりつけて、川に沈めてしまおうと思い、その前
にこの世のお別れの食事をさせてやろうとお粥を食べさせたの
ですが、まだまだ足りなくて、お百姓・雌牛・おかみさん・きつね・
野兎・狼・くま・結婚式の行列・お葬式一同・お月様・お日様・
ペロリですから、ばけねことなって、やぎに出合いました。
とうとうやぎに角で突き刺さって谷底の川に真っ逆さま!
”ばあん!”ねこは、破裂して破れたお腹から食べられた人間
や動物たちがそのままの姿で這い出してきたから、よかったです