「ティッチ」 みんなの声

ティッチは小さな男の子。
お兄さんとお姉さんは大きくて、持っている物も立派です。でもティッチの物は小さな物ばかり…。
子どもの年上や大きい物あこがれる気持ちが描かれています。
そして、ティッチの小さな種がぐんぐん成長して大きくなります。
ティッチの嬉しそうな顔とお兄さん、お姉さんのビックリした顔。ラストは「いつかは大きくなるんだ！」「小さくたってすごいんだ！」と伝わってきます。

どう頑張ったって兄姉との実質の
年齢を埋めることはできないんだけど、
まだまだ追いつけない事柄だっていっぱいあるけど
末っ子には末っ子なりに威張ってもいいんだよ！
末っ子ティッチのがっくりした表情が印象的で
読んでて可哀相になっちゃいますが
ラストはとっても誇らしげでこっちまで嬉しくなります。
お兄ちゃん、お姉ちゃんももうちょっと優しくてもいいのにねぇ？
ティッチと同じ境遇のお子さんに必読♪

体格も持っているものも、お兄さんやお姉さんの方が大きくて立派なものばかりです。それぞれの持ち物の紹介で、お兄さんやお姉さんやちょっぴり自慢げ、ティッチはうらやましそうに見ています。

そんなティッチも、最後はお兄さんやお姉さんもびっくりさせてしまうくらい、ちいさいけれど、とってもすてきなものを持っていました。ティッチのそのときの表情が、とても愛らしいです。

私が幼い頃に大好きだった絵本ですが、息子と一緒に読み返してみて、言葉は少ないけれど、やっぱりいい絵本だなぁとしみじみ感じました。絵もオシャレでかわいくて大好きです。

兄弟のいない息子にはピンとこないかも知れません、
だからこそ兄弟のものを色々読み聞かせてはいるんですが。
小さいティッチが持ってるものはみんなちいさくちっぽけ。
だけど最後に持ってた種はこんなに大きくなるよ、と
その面白さはわかってもらえたようです。
ティッチのシリーズはどれもものを大事にするってことを
とってもシンプルな文ではあるけれど
おしゃれな絵とともに教えてくれると思います。

　先日、４月２３日は子ども読書の日でした。我が子が通う小学校では、絵本集会が開かれました。
　朝の２０分ぐらいでしたが、図書ボランティアの紹介も含めて２冊の絵本を体育館で読み聞かせました。そのうちの１冊がこの「ティッチ」です。と言っても、英語の絵本を読みました。（私ではありませんが…）英語、日本語と交互に読みました。
　子どもの反応はまずまずで、英語、日本語と混乱して内容がうまく伝わるかなぁと、少々不安でしたがこちらの期待どおりの反応を見せてくれました。
　この「ティッチ」は小さいけど僕がいないとだめなんだよ！としっかり最後はハッピーエンドなところが、大好きです。絵もかわいらしいし、あたたかな気持ちになれる１冊です。

３人兄弟の末っ子のティッチ少年。
そりゃあ、兄さんよりも、姉さんよりも体は小さいし、
自転車だって、楽器だって小さいのです。
でも、ティッチが持っていた小さい種はぐんぐん大きくなって・・・。
末っ子が兄や姉を見返してエッヘン！の表情がいいですね。
何よりも、小さな種がぐんぐん伸びる様が、子どもの成長を彷彿させますね。
シンプルな絵で、文章も少なめですので、
読み聞かせの時間調整によさそうです。

私が小さい頃大好きだった絵本です。絵が今でも印象に残っています。
読んでいて昔を思い出すのと、かわいらしい内容がとてもいいと思いました。子供たちもあっという間に読み終わってしまいました。

「押入れを整理していたら出てきたの」と
おばあちゃん（だんなの母）が、持ってきてくれました。
おばあちゃんも子どものころから本が大好きで大好きで
娘の本好きは遺伝かなと思ったりもしています。
で、単純なくりかえしのある絵本なので
案の定、もう覚えて読んでくれます。
裏表紙の白紙のところに落書きがあり
（たぶん幼少期の旦那の書いたもの）
本の落書きに厳しい娘は
何度も旦那に指摘しては「ごめんね」を言わせています＾_＾；
娘に読み聞かせる旦那の姿を見ながら
自分がこの本で親しんでいたとき
将来この本で自分の娘も楽しむことになるなんて
きっと想像すらしていなかっただろうなぁ、と
しみじみしています。

これは、一見そのよさが分かりにくい本かもしれません。が、しかし、0歳児に毎日読んだところ何度も何度もせがまれ、それはもう大変でした。シンプルな繰り返し、大きい兄さんと中くらいのお姉さん、小さいティッチという兄弟構成と、それぞれの持ち物の不公平感（笑）、いつでもみそっかのティッチの種が最後大きく大きくなるところ、など理屈抜きのツボがいくつかあるようなのですねー！強くおすすめします。

　デザイン化されたようなシンプルな絵が面白いですね。
とても現在的な感じがします。
お話は、きょうだいがいる家なら、
必ず起こるよう内容なので、子供達にも共感を呼ぶのでしょうね。
自転車VS三輪車・凧VS風車・太鼓VS笛の比較もユニークです。
いろいろ比較するに従って、
メアリとピートの得意そうな顔と反対に悲しくなるティッチの顔。
だからこそ、大逆転のクライマックスの喜びが倍増します。
お兄さんの大きなシャベル・お姉さんの大きな植木鉢。
そして、ティッチの小さな種。
さて、軍配は・・・？！
それぞれの子ども達の様子が生き生きしていて爽やかです。