悲しいお話なので、大人は涙する絵本です。
個人差はあると思いますが…、
子どものなかにも、涙する子もいるでしょう。
この絵本のテーマの一つは、だれも一人ぼっちにしないという、くまのやさしさでしょうか。
もう一つは、人間と動物の共存の問題でしょうか。
もし、幼い子に、それを伝えるなら、ラストは違うほうがよかったかなと私は思います。子どもが涙したら、子どもの心が動いたと大人は感動しますが、それだけでよいのか?と思うんです。
ただ心が動けばよいということに留まらず、一歩前へ励ますようなものを大人として子どもに差し出したいと思います。
これから希望を持って生きていこうとしている子どもたちには、人生は価値がある、困難があっても生きていけると、前向きに励ますような物語を届けたいと私は思います。絵本には子どもの生きる力の素となる大きな影響力があると思うからです。
大人が涙するためなら(私も涙します)☆5つですが、幼い子には??という意味で☆1つにしました。正直な個人的な意見ですみません。