作者はスウェーデンの生まれ。
この作品は1948年の作品なのですが、原画はスウェーデン国立博物館が所有しているとのことなので、まさに記念すべき作品なのなのでしょう。
物語は、ハリネズミのかあさんが、10匹の子供の冬支度のために靴を揃えようとするところから始まります。
材料を渡して、色々な動物達に靴の工程を作業してもらうのですが、中々上手にいきません。
結局、用意できなかったのですが、そもそもハリネズミに冬靴が必要だったの?というオチで終わります。
三色刷りのシンプルな絵なのですが、どれも表情が豊かで暖かい気持ちにさせてくれます。
ハリネズミの大家族の姿が微笑ましく、登場する動物もユニークなので、決して古さを感じさせない楽しめる作品だと思います。