「あ・さ・ご・は・ん！」 みんなの声

武田美穂さんの素敵なライブ調理、今度はあさごはんです。
朝の光景と、お腹がすいた、というシチュエーションが実に健康的で嬉しいです。
まずは、お米を研ぐところからスタート。
オノマトペも楽しく、段取りもリズミカルに。
お味噌汁は「豪華に豚肉入り」ですって。
「おいしくなあれ」の呼びかけもいいですね。
合間には手順を考えて（炊飯器の炊き上がり時間も考慮して）、
洗い物まで。
うーん、素晴らしい。
主役の鮭の塩焼きも、ライブ感満載です。
見返しには、前夜の準備、茹でホウレンソウや出汁取りなど、
丁寧な作業が心地よいです。
やはり、題名のように、あ・さ・ご・は・ん！のクオリティです。

表紙の挿絵が本物みたいだったので、中の挿絵も同じかなと思いきや、とても親しみやすいイラストで描かれていて、自分でもこんなイラストが描けたらいいのになぁと羨ましく感じました。
イラストが親しみやすいため、文章も読みやすく、朝ごはんの支度が楽しく感じられると思います。
こんなしっかりした朝ごはんを毎日準備できたら、幸せだろうなぁ・・・。

絵にかいたような朝ごはん

まさにこれ！このメニューが一番です。

前日にほうれんそうをゆでて絞り

冷蔵庫で冷やす。

にぼしと昆布でだしを作る。

なかなか完璧です。

起きてからお米を研いで炊く。

その間におかずを作る。

すごいですね。

１ページ１ページその場にいるような

そんな気持ちになれる絵ばかりでした。

朝ごはんをつくる様子を、たくさんの音の描写を使って描いた絵本でした。お米をとぐ音や魚が焼ける音…。音しか書かれていないのに、どこからともなくおいしそうな香りが漂ってきそうな絵本でした。丁寧につくられたおいしそうな朝ごはんは、まさに「The朝ごはん」という感じでした。

朝ごはんができるまでの過程が、コミカルに美味しそうに描かれています。１日の始まりがとても楽しくなるような絵本です。
武田美穂さんの食卓も想像できるのですが、料理の大変さもちょっと感じました。
お母さんありがとう。

武田さんの絵本が好きな５歳娘、この絵本を開いて、私、この絵知ってる！と言っていました。朝ごはんができるまでを美味しそーーーに描いてくれているのですが、我が家は毎朝パン食なのであまりピンと来なかった様子でした。大人の私は、こんな朝ごはんなら毎日食べたい！とワクワクしました。

武田美穂さんのたべもの絵本シリーズは、『ハンバーグハンバーグ』『オムライスヘイ！』など、どれも大好きです。
美味しそうなのはもちろんのこと、音や湯気などが臨場感があって、すぐそこで作ってもらっているかのような気分が味わえるのもいいです。
我が家の朝ごはんは簡素で味気ないものなんだなぁとこの絵本を見て思いました。
こんな丁寧な生活に憧れます。まずは休日のブランチで真似してみようかな。