不思議な果物のように描かれた女性器が表紙となっているこの絵本に、最初躊躇する人がいるかもしれません。日本の性教育が他国と比べ遅れていることが指摘されていますが、表紙のイラスト一つとっても、性教育のとらえ方に大きな違いがあると感じました。私は、この正直さが気に入っています。
なかなか面と向かって、親子で性について、語り合うのは恥ずかしさもありますが、この絵本を本棚に置いておくだけでも、自分の体のことを知る大切な知識本として、やっておくべきだと思いました。
フランスの本ですが、相談窓口もきちんと日本のものにしてあり、製作した人たちの真剣さを感じました。図解付きで分かりやすく、子どもだけでなく大人にもお勧めです。