「つとむくんのかばみがき」 みんなの声

カバのハミガキ。子供の頃、よくこんなモチーフを見かけたような気がします。そして憧れていました。

私も靴みがきしていたなぁ。うまいこと使われていたなぁ。
そんな懐かしい思い出から始まり、楽しく読み終えました。
続けて２回読みましたが、娘はカバがハミガキしてくださいと走ってくるところで２回とも大ウケ。
でもカバのハミガキという行為がわからなかったようです。よく歯医者のシンボルにもなっているのになぁ。わからないかなぁ。

磨く前と磨き終わった後のカバの色がきれいで、絵もいいなぁと思いました。磨き終わった後の心象色って、確かにあんな感じ。

　つとむくんは、靴磨きが大好き。その腕を見込まれて、動物園から逃げ出したかばを捕まえるお手伝いをすることになりました。看板出して、「お散歩中のかばさんいらっしゃい」かばは、見つかるのでしょうか？

　かばを探すのを手伝うのかと思いきや、かば磨きのお店を出しておびきだすなんて。夢のあるとっても楽しいお話です。かばの体のすみずみまで洗ってあげるつとむくんの姿が、すごく一生懸命で親のほうまで心がぽっと温かくなる本です。この本を読むと、必ず「動物園に連れてって！！」と、子どもたちから催促されます。動物園のかばに会いに行きたくなるのかな。

靴みがきの得意なつとむくんが動物園から逃げ出したかばを探すお手伝い。さてどうやって見つけるのかな？

私が子供の頃読んだことのある本です。
「かばみがきってなに？」という探求心からページをめくります。日常にありそうなのに絶対にありえない内容が、とても親しみが持てて大好きでした。大人になって読んでみても、その思いは変わっていませんでした。