森に棲んでいたフクロウが突然、棲家を失ってしまう
お話ですが、人間にも自然に住んでいる一員である以上
わが身に降りかかることがあります。
私の住んでいる鈴岡県では二年前に土石流災害で
伊豆山に住んでいた多くの方々が家を失いました。
今年は台風で浸水被害や土砂崩れで多くの方々が
突然住み家を奪われています。
ですがちいさなフクロウに救いの手が差し伸べられたように
各地でも行政のボランティアの方々の尽力で少しでも
以前の暮らしが取り戻せるよう努力が続けられています。
災害や環境の予期せぬ変化は誰の身にもふりかかるもの。
それでもお互いに助け合って新しいすみかを作っていくことは
出来るのではないかなと希望を持たせてくれる絵本でした。
実話をもとにしたお話と、一枚絵の連続の挿絵がとても
印象に残りました。