「しかくいのの じかん」 みんなの声

「しかくいの」はなんだろう？と興味をひかれて読んでみました。猫の視点で描かれたお話でおもしろいです。男の子の成長が、本をとおしてわかる書き方も新鮮だなあと。一緒にいたい猫の気持ちが、なんとも愛らしくて、ほっこりしました。

「しかくいの」って本のことだったんですね。
我が家にも、本を読んでいるとすり寄ってくる猫がいるので、親しみを覚えました。
絵本の読み聞かせから。ひとり読みへの成長、絵本から単行書への成長、考えると人は「しかくいの」と一緒に成長しているのでしょうか。
猫はただただそんな家族に関わりたいのですね。

男の子が赤ちゃんの頃から一緒に暮らしている「しかくいの」と猫のお話です。

夜になると始まる「しかくいのじかん」は、猫にとってはあまり良い時間ではありません。かまって欲しくて頑張る健気な姿が可愛らしく描かれていました。

男の子の成長と共に、読み聞かせだった絵本が、自分一人で読むようになる等、ずっと傍で見ていた猫だからこそ感じることのできる話なのではないかと思いました。
奥が深い絵本です。

図書館の新着コーナーで見つけました。
夜になると始まる「しかくいのじかん」。男の子とパパとしかくいのとボク。そう、ボクはねこなのです。
しかくいのとは本のこと。このお家では夜に本を読む習慣があります。
男の子の成長とともに、読み聞かせからひとり読みになり、どんどん本も小さくなっていく。
ああ、本がある生活って素敵だなと思えるお話でした。
男の子が読んでいるのがキーツの『ゆきのひ』だなとわかって嬉しかったです。