「交通安全大王」 みんなの声

「給食番長」シリーズが、今回は果敢に交通ルールを取り上げています。
もちろん一筋縄ではない、豪快な展開。
番長たちがこども祭りの準備で盛り上がり、道路で危険行為をしてしまうのですね。
注意をしてくれる緑のおじさんたちの姿が、彼らには緑の大魔王に見えるなんて、
この発想にびっくりです。
そして、ついに、絶体絶命のピンチ！
間一髪とはいえ、このシリーズ最強の危機です。
それだけに、交通安全への啓発の大切さを痛感します。
緑のおじさんたちの活動に頭が下がる思いです。
ともあれ、大団円で交通安全へとの着地があっぱれ。
メンバーそれぞれの個性もすっかり馴染んで、いい塩梅の味わいです。

『給食番長』に出会って以来、わんぱくな小学生たちの活躍を描いたこのシリーズが大好きになりました。ちょうど子供たちが小学生だったこともあり、親子でハマった思い出の絵本です。 今も続いていて、新しい作品が読めるなんて、嬉しい限りです。
今回は交通安全がテーマ。
相変わらず、やりたい放題で向こう見ずな番長たち。本当にハラハラさせられます。とうとう横断歩道を渡らずに大変なことになって……。
もう、言わんこっちゃない！という感じ。
お楽しみは、ルールを守ってからこそ、ですよね。

すごくインパクトの強い絵本で圧倒されましたが、交通安全について、このくらいインパクトがないと子供の印象には残らないのかも。と思ってしまいました。

確かに子供たちは楽しく遊びながらも危なっかしくて見ていられない時がよくあります。車に気を付けるように言ってもなかなか難しくて。幼稚園くらいならしっかり手を握ってそばから離れないようにするのですが、でも親がいないところでは危なっかしくって一人では遊びに行かせたりはできません。小学生以上になると一人でお友達の家に遊びに行ったりとか出てくるのですが、やっぱり不安です。どこまで子供が自分でしっかりと安全に遊んでくれるかどうか。この絵本を通じて子供に交通安全の大切さがしっかり伝わってくれる気がしました。みどりのおじさんたちのインパクトは凄いですが、それだけ交通安全は大切ということが伝わると思います。

子供たちに交通安全を改めて考えて、改めて行動してもらえるきっかけになる素敵な１冊だと思います。

イラストの表情も仕草も、どこか笑ってしまうほどの個性と可笑しさを感じる絵本です。
が、しっかり交通安全についても描かれています。
こちらは博多弁でしょうか。
楽しく過ごすには安全も絶対的に大切なんですよね。
とっても大切、安全！！

ストーリー自体が魅力的で、「番長たちはどうなってしまうの？」とドキドキと不安を感じながら読み進めて行くと…
結果的に「交通ルールを守ることは自分や友だちのためになる、大切なことなんだ」ということがわかる素晴らしい絵本でした。
子どもが交通ルールに対して油断を見せたら、ぜひ、一緒に読みたいと思いました。繰り返し読みたい絵本です。

もうすぐこども祭り。番長たちが道路でおみこしの特訓をしていると、みどりの服を着たおじさんに叱られて…。博多弁も掲載されています。見返しには、間違い探しも載っています。また、切り取って遊ぶ王冠まであり、絵本の枠を超えた作品と言えると思います。