昔からジブリアニメで大好きだった、魔女の宅急便。
でも原作を読んだのは、大人になってからでした。
私は絵があまりない物語は、場面を頭の中で想像しながらじゃないと読めないんですが、角野さんの文章はとても分かりやすく、たくさん比喩が用いられていて、キキの心情や表情、見ている風景や感じている空気など、ひとつひとつ丁寧に頭の中で想像しながら読むことができました。
キキは10歳ながら、自分の事は自分で決める!という強い意志があって、とても立派だと思いました。
この頃からキキには特別なパワー、魔法があったんだなぁと読んでいて感じました。
ひとり立ちの時は自信満々でまだ世の中の事を何も知らないキキが、傷ついたり落ち込んだり挫けそうになったりする姿に、13歳の少女の複雑な感情を思い出して懐かしくなったり、困難に立ち向かう姿や必死で前を向こうとする姿には、励まされ教えられている様に感じました。
この一冊には、キキの一年間の成長や変化が詰まっていて、最初の頃よりももっともっとキキが大好きになったし、ジジはやっぱり可愛くて仕方ありません!
これからシリーズ全て、読んでみようと思います!