梅雨っぽい絵本を娘と楽しもうと
図書館から借りて来た一冊。
題名も「ゆかいなかえる」だし、
表紙の絵も「ゆかいなかえる」の絵っぽいし、
軽い絵本だと思って読み始めたら、
たーくさんのかえるの卵を魚が食べてしまうところから
絵本は始まります。
生き残ったタマゴはたった4つ。
この4つのタマゴから、おたまじゃくしが出てきて、
後ろ足が出て、しっぽが短くなって、
あっという間にかえるに変身。
かえるになった後も、さぎに食べられそうになったり、
カメに狙われたり、
でもそれをさらりさらりとかわして、
みずくさとトンボの卵でお食事。
何気に描かれているのは、自然界の食物連鎖と、
タマゴから孵って、冬になると土に潜るカエルの生態。
こんなに大事なことが、さらりと描かれていて、
そしてすぅーと3歳の娘のアタマに自然に入っていくのは、
すごいことです。
自然界では食べ、食べられて生がめぐっていること。
それで自然界のバランスが保たれていること。
この自然のサイクルを、絵本を通してでも、
幼いころから感じて生きていくことは
とても大切なことだと感じました。