「ちいさなちゃいろいうし」 みんなの声

　ページの上の時間とページを繰る時間。
うしさんと私の時間が、ゆ〜っくりと過ぎてゆきます。
ここにはおおざっぱでいることの大切さが、ぎっしりと詰まっているようで
う〜んと背伸びをしたくなります。
子どもの目線、大切にしたいですね。
ビジョーさんのやさしい線と、酒井さんのやさしい詩に
感謝。

表紙の女の子の笑顔が爽やかで素敵だったのでこの絵本を選びました。女の子が牛の事をとても愛している事が伝わってくる作品でした。特に牛に関する細かな事をしっかりと観察している事に感心しました。自分の気持ちもしっかりと牛に伝えている所も良かったです。牛お御蔭で女の子の人生がより豊かになっているのを感じられ、癒される絵本でした。

小さな茶色い牛を眺めているとのんびりとゆったりした時間が流れて行くのを感じます。とても可愛くあどけなく描かれているのでまったりできます。草の上に寝そべって一日中、「もおぐ　もおぐ」としてるのは、なんだか自分の事を言われたみたいです。「一日中、お腹がぺこぺこで」も私みたいです。牛年の私だから、牛さんを意識するし、可愛いと思います。茶色い牛のように主人公や猫にミルクをあげて人の為に役に立ちたいし、「だーいすき。」と言われたいと思いました。