ヒメちゃんは宝物を探しに出かけたのですが、自分にとっての宝物が何かわからないのです。
旅の途中で出会うみんなが、いろいろなアイテムを提示してくれますが、
やはりしっくりいかないのですね。
そうこうするうちに、ヒメちゃんはその答えを見つけます。
宝物探しの過程が、時々絵日記で表現されていますが、
さながらヒメちゃんの自分探し記。
こどもらしい心の揺れに共感できそうです。
寄り添って、一緒に考えてくれるオージくんが、なんともけなげです。
ヒメちゃんの宝物の正体、案外王道ですが、愉快な旅路があっての結果で、
実に説得力があります。
ちょっと微妙な心理、小学生くらいからでしょうか。