縦になるページがあって、海の底へもぐっていく様子。
そして、「からだのあちこちにこんぶがまきついてはちぎれ、まきついてはちぎれた。」など、情景が細かく頭に浮かびやすい文章です。
また、夢のような楽しく暮らしていたたろうが、里が恋しくなるなどの、心の様子もとても伝わってきます。
私はこのうらしまたろうの絵本、とても好きです。
この絵本には、「このはこをもっていれば、いつのひかまたおあいできるかもしれません。でも、けっしてあけてはいけません。」というセリフがあるのですが、玉手箱をあけなかったら、どういう風に再開できたのかな…。
自分の命を助けてくれた恩人に、どうして玉手箱を贈ったのかな…。
と、色々考えてしまいました。