きれいずきのおばさんに、小屋を掃除され、お風呂に入れられ、なんとリボンまでつけられたこぶた。こぶたがリボンをむしりとり、むっとした顔がなんともいえないです。
こぶたには気の毒だけど、おばさんの気持ちもわかるな、という感じです。私がかわいいと思ってるのに、子供には気にいらない物があるのと、同じことだなと思いました。
こぶたはのんびりできるどろんこを探して、あちらこちらに行きますがなかなか見つかりません。ついにセメントの中に入って固まってしまいます。たくさんのやじうまにかこまれて、かわいそうです。でも子供も私も「ちょっと、見てみたいね」とやじうま根性を出しています。
こぶたくんがどろんこにしずんでいる場面をみて、どんなに汚いなと思っても、子供の物を勝手に処分してはいけないな、と思いました。
この絵本は幼年童話ですが、比較的文章が少なくて、うちの子供でも読むことができました。あたたかくてユーモアがある楽しい本でした