日本の冬、食卓やこたつの上に当たり前のようにある「みかん」について写真で詳しく教えてくれています。
皮をむいて現れた実。そのひと房のなかにある、ちっちゃなつぶつぶの数。みかんの花がさいて、そのあと実ができてだんだんと大きくなっていく様子。食べる時には「じゃまだなぁ」と思っていた白い筋が実は大事な役目を果たしていたこと・・・。知らなかったなぁ。そして、最後のページは、いろんな種類の みかんがいっぱい。「きんず」など、知らない品種もありました。たくさんのみかんの色が迫ってきて、ビタミンCが目から体に入ってきたみたい。
身近な、よく知っているはずの みかんにも、知らないことがいろいろある。そう気付くことが、好奇心や知識欲が芽生えるきっかけになると思います。幼稚園や小学校低学年の子どもさんと読みたい絵本です。