自分も子どもの頃に読んだ絵本で、記憶に残っていた1冊でした。今の季節にピッタリの1冊ですね。
落ちていた「てぶくろ」にネズミ、カエル、といろいろな動物が入っていく。もう満員のはずなのに、まだ入れるの?イノシシまで入ってそのうえクマまでも?
大人からみると「そんなことあり得ない!」って思うのですが、「私も入れて」と「どうぞ」の繰返しで、どこまでも大きくなりそうな「てぶくろ」、ちょっとワクワクします。子どもはどう感じているのでしょう。 もうすぐ2歳になる娘とともに、この絵本の不思議な魅力を確かめるように、ページをめくっています。
絵の色調が少し暗いのですが、それがまた寒い冬をリアルに表現しているようでもあり、私にとっては懐かしさを感じさせます。動物たちも洋服を着ているのに本物っぽい感じで描かれていて、「てぶくろ」も窓が出来たり煙突が立ったりとちょっとづつ変化します。
寒い冬、おやすみ前に布団にもぐって、自分たちも「てぶくろ」のの中に入っているつもりで読んでみて下さい。