「てぶくろ」 みんなの声

たくさんの動物が登場するので、動物好きのウチの子はかなりお気に入り。現実ではありえない組み合わせの動物たちがちいさなてぶくろで一緒に住み始めるという発想がおもしろくて、ママの方がドキドキしながら読んじゃいました。
たった一つのてぶくろでこんなにも物語が膨らむなんてすごいです。

「おかあさんといっしょ」で、よく歌われている
♪ぞうさんが忘れていった　おおきな　おおきな帽子・・・
を、思い出します。
動物が1つの空間に入って行き、だんだんきつくなっていくのですが、排除するのではなく共有していくのは、
「仲良くする」事の基本のような気がします。
落ち着いた感じがする絵なので、小さな子供が興味を持つか・・・というと、ちょっと難しいかもしれません。

　雪の中に落ちている、片方だけの「てぶくろ」。それだけで、なんだかワクワクしてしまうのに、そこに次々といろんな動物たちが現れて、「てぶくろ」に入ってしまうのだから、すてき！！
　冬生まれの私には、この本が冬の原風景のような気がします。
動物たちも、それぞれ個性的で、リアルで冷たい空気が伝わってきそうな絵を見入っているうちに、自分も「てぶくろ」の中にいる気分。
　みんないっしょにいるから、せまくてもへっちゃら。あったかいって、気持ちのことも言うんだねって、はじめて知った絵本かもしれません。

小さい頃うちにあったんです。いかにも寒そうで、でもその手袋の中がとても暖かそうなんですよね。普通に考えると無理なようでもみんなが住めちゃうんですよね。こいぬが来てみんながいなくなった手袋はたちまちただの手袋になっちゃうんですよね。大好きな本でした。

わあ、懐かしい！見つけた時、子供にというより、自分が読みたくって、欲しくって、即、購入しました。
私が幼稚園の時、学芸会でしたお話です。本の中には、一度もおじいさんの姿は登場しませんが、私はおじいさん役でした。ページをめくる度、懐かしさがこみ上げてきて、胸がジーンとしてしまいました。私にとって、大切な子供の頃の思い出の一冊です。
「お母さんが子供の頃にも読んだ本だよ。」と言って、今は、息子達に読んであげています。
　動物達の表情と雪の背景が美しいと思います。

この本は、長男が３歳のときに祖父母から贈られました。
最初は絵を恐がって開かなかったのですが、１度読んであげるとやみつきになりました。
動物が順番に手袋に入っていく・・・その繰り返しが子供にとってはたまらないようです。
この本ばかり読んでいる頃は、息子は手袋に入る動物の順番を覚えてしまい、絵本がなくても、一人でお話していました。
最後に、みんながぱっとはじけていなくなるところも、子供の心に残る理由のひとつだと思います。

雪の積もる山の中でおじいさんが手袋を片方落とす。
とってもあたたかそうな手袋。
まずはねずみがここで暮らそうと入る。
つぎつぎいろいろな動物がやってきて「いれて」と。
きつくてもう入れないけどみんな入れてあげる。いのししやくままでもやってくる。
これは、くりかえしが楽しい絵本で２，３歳でも十分に楽しめる。
やさしい言葉がいい。
「ぼくもいれてよ」「どうぞ」
「それじゃ　どうぞ」心まで温かくなる。
おしくらまんじゅうでもしたい寒い日にこの絵本を手にしたい。

うちの子が３才頃に読み聞かせをしたのですが、それからこの本がお気に入り！「読んで。」と持ってきたり、自分で絵だけを眺めたり・・・ページをめくるごとに１匹ずつの動物が増えてくるのがおもしろかったみたい。よく動物を指さしていたっけ。それにしてもあんなにたくさんの動物が入れる手袋ってす・て・き！

寒くなって、こどもたちが手袋をはめて登園する季節になると、必ず読んでいます。
はじめはニコニコしながら見ていたこどもたちも、次々にいろんな動物がやってきてどんどんてぶくろがふくらんでくると、不安そうに「もうはいれないよ」「くまはだめだよ！」と言ったりします。そしてこの絵本を読んだあとには、自分の手袋をじぃーっと見つめて、「くまもはいれるんかな」なんてつぶやく子もいました。
こどもによっていろんな反応が見られるので、読む方も楽しいです。

おじいさんが、手袋を落てしまいました。そこに、『かえる』や『ねずみ』や『うさぎ』や『きつね』…。たくさん入ってきます。しかも最後は『くま』まで、出てくるんです。
とても、おもしろいので1度読んで見て下さいね！