おじいさんが落としてしまった手袋に、
小さなねずみから、大きなくままで順々に入っていきます。
1匹、1匹とお友達が中に入っていって、
ギュウギュウで今にもはじけそうな手袋。
大人なら「ありえない」と思ってしいますが、
子供にはワクワクするストーリーです。
「ここ破けてる?」と笑ったり、
「入れるかな?」と不安そうな顔をしたり、
表情からも、楽しいのが伝わってきます。
反復のお話なので、私自身も覚えやすく、
寝かしつけのときにも語りかけているお話のひとつです。
「ぴょんぴょんうさぎ」などと間違えると
「ぴょんぴょんがえる!!」と訂正されます。
息子は、自分のてぶくろに足を突っ込んで、
「入れない……」とつぶやいたこともありました。
布団を手袋に見立てて、交替で布団の中に潜り込んで
遊んだこともあります。
絵本を通して、絵本を読んでいるとき以外でも、
触れ合えるのがいいですね!
またラチョフの挿絵も素晴らしく、
絵が物語を語るというのを実感できる絵本でもあります。