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まんげつのはなし」 みんなの声

まんげつのはなし 作:住井すゑ
絵:田島 征彦
出版社:復刊ドットコム
税込価格:\1,980
発行日:2006年
ISBN:9784835442662
評価スコア 3.33
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みんなの声 総数 2
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  • 巻物が本になりました

    ページ毎の絵の重なり具合が気になっていたら、基が巻物なのですね。
    巻物で見たら話の流れと迫力が倍増されたと思いますが、寸断されてしまった分少し物足りなさが残りました。
    大金持ちの金丸が手にしたまんげつという名の弓は、見かけは悪いけれど岩も砕いてしまうほどの素晴らしい弓でした。
    その弓によって戦に勝利し大王となった金丸は、弓をより権威ある象徴とするために、彫り物師に手を加えさせます。
    そのために弓はもろくなってしまい不幸が訪れるのですが、おごりが過ぎると身を滅ぼすとのたとえでしょうか。
    皮肉にも金丸の失落により、国から争いがなくなり平和になったという訓話にもなっています。

    住井すゑさんの理念が貫かれたお話と思いますが、田島征彦さんが妙に遠慮しているように感じてしまいました。
    『じごくのそうべえ』や『とくべえとおへそ』のような破天荒さで巻物を綴ったら、さぞやすごいだろうと思うのですが、余白部分の広さの中に田島さんがいないように思いました。

    投稿日:2010/11/21

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  • 悪事を働けば必ず報いを受けるのです。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子14歳、男の子10歳

    『まんげつのはなし』というタイトルですが
    このお話の中の「まんげつ」はお月様ではなく
    射れば必ず なんでもを射抜いてしまう「弓」の名前でした。 
    昔から満月には不思議な力があると信じられてきただけに
    この弓が登場したあたりから
    不気味な空気を漂わせながらお話が進んでいく感じがしました。

    贅沢な暮らしに飽き足りなくなった大金持ち「金丸」。
    そこで(何か変わったものを…)と
    家来に言いつけ手に入れた弓「まんげつ」ですが
    この弓を持ったせいて゜
    金丸の人生は 自業自得とも言える結末をむかえます。

    絵はカンバスか何かの生地に描かれ
    巻物になっているのが見返しの写真で分かるのですが
    話の顛末が続けて描かれていることで
    悪行を働けば 
    その報いは必ず自分の所に帰ってくることを表しているようでもあり 
    作者のお二人の言いたかったことはここにあるのでは…と
    考えずにはいられません。

    色々と書いてしまいましたが
    これは欲望のままに突き進んでしまった為に 
    身を滅ぼしてしまった青年の話。
    こうならないためにはどうしたらいいのかを
    考えさせられる絵本だと思います。
    使われている言葉や 文章量から考えると
    小学校中学年以上の子ども向けのように感じました。

    投稿日:2008/09/16

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