「きょうはみんなでクマがりだ」 みんなの声

「きょうは　みんなで　クマがりだ」
どうです？いいリズムじゃないですか。
え？クマ狩り？？？
それにしてはハイキングのような親子連れです。
確かに、草原、川、ぬかるみ、森、ふぶき、洞穴と勇ましく行進していく一行。
でもね、お望みどおりクマ出現。
さあ、大変。逃げろ、逃げろ！
なんと家まで追いかけてきたクマ。
家の鍵を閉め、ベッドの中でブルブル。
？？？クマ狩りじゃなかったの？
ま、いいんです。
楽しい冒険できたのですから。
トボトボ帰るクマさん、お疲れさまでした。

この本はことばあそびの本です。娘は『くまがり？』なじみのない言葉に？と思いましたが、読んだら、関係なく、リズムに乗って楽しくなりました。
絵も毎回出てくる件の部分は白黒、ポイントになる部分はカラーと交互になっていて、引き付けられます。
そして、なぜか、熊が出てくると、読むスピードがアップして、カミカミですが、読み終わると、ハァハァ息が上がります。

以前から気にかかっていた絵本です。帯に「あそびうたをもとにした絵本」と書かれてありました。絵を描いたヘレン・オクセンバリーさんがイギリス人であるところから、イギリスの遊び歌なのだと思いますが、『あぶくたった』に少し似ているように感じました。絵がおおらかなので洞穴の奥に棲んでいるいる熊がどこまでもどこまでも追いかけてくるのは、怖いというよりほのぼのとした気持ちになりました。熊も遊んでくれる仲間がほしいのかな？　熊狩りに出かけたのが、子どもたちだけでなく、お父さんと犬もいることで、安心出来ます。
繰り返しのフレーズにリズムとメロディをつけて読めるようになりたい！　絵本に合わせて遊んでみたい！！と思いました。

お友達に誘って頂いて参加した某英語教室のイベントで
英語劇の題材として、よく使われている作品です。
娘たちは何度かその劇を観ていたので、
「あ〜、あの劇のだ〜っ！」と、反応大でした。

何度も繰り返される、
『上を越えては行かれない、下をくぐっても行かれない』の部分は
印象的で耳に残るようで、一緒に唱えていました。
英語版のほうも何度か読んだことのあるのですがオススメですよっ！

たまたまこの本を洋服屋さんで見つけ、あまりの面白さに売ってもらいました。（いま住んでいるところには日本語の絵本の本屋さんがないのです）
幼稚園から帰って来た娘に読んであげようと一人でわくわく。
表紙を見たとたん娘は大喜び。全部暗唱してました。しかも節までつけて。
がーん、もう知ってたの…。

繰り返しの多い素敵な文章とやさしい美しい絵。お話もたのしいです。本当にクマが出てくるなんて本人たちも予想してなかったんでしょう。赤ちゃんの動きも楽しいし、兄弟みんなかわりばんこで面倒をみているところもいいですね。こんな素敵な本を覚えるまで何度も幼稚園で読んでもらえるなんて娘はしあわせです。

最後ひとりで巣に戻っていくクマの後ろ姿がおかしくておかしくて思わず吹き出してしまいました。クマさんもこんな家族の冒険に巻き込まれてお気の毒でした。

タイトルが何とも印象的。文章も輪唱で覚えやすく心に残ります。お話は野性的なのに、絵は優しいタッチの抽象画。そんなギャップも楽しい絵本です。

きょうはみんなでくまがりだ。
ってクマ狩りというよりハイキングにしか見えません。
で、どんどん沼でも森でも進んでいきます。
そして、出た！クマだ！
だれもクマがでるなんて思ってなかったね。
あわてて家に帰ってかぎかけて。

同じ言葉と歩く時の擬音の繰り返しなんですが、
声に出して見ると、聞いていて気持ちが良いみたいです。
すごく集中して聞いてくれました。
最後、クマに追いかけられる時は
読んでいる私もスピードアップ！
楽しい本です。

絵がとてもダイナミック！そして，ストーリーも最初は冒険気分が盛り上がります。でも，クマにおいかけられみんなもと来た道を頑張って逃げます。表情もすごくいい！最後布団にもぐりこむところが子供たちのお気に入りです。

子どもって本当に擬音語が好きですよね♪

擬音語って臨場感があるのできっと子どもの心にストレートに響くんでしょう。

クマ狩りに行く時ってどんな音がするんでしょう？
ちょっと耳をすまして聞いてみましょうか。

とおる道はこんなところ。

「くさはら」「かわ」「ぬかるみ」「もり」「ふぶき」

さぁ、どんな音でとおったと思いますか？
それぞれの音が聞こえてきましたか？

クマにであった瞬間！！！
大急ぎでその音を巻き戻すのがまた楽しいんです♪

擬音語たっぷり...臨場感たっぷりの冒険絵本。
擬音語好きの子ども達ならもういっか〜いと
またクマ狩りに行きたがることまちがいなしです。

クマも寂しそうに待っている？？ことですしね。

絵本にはよく「くまさん」が出てきますが、
これは家族で「熊狩り」に出かける珍しいお話です。
見開きのページに、テンポ良く同じフレーズが6回も繰り返されるので
子供もすぐに覚えちゃいます。
でも本当に面白いのはその後のクマが登場してから。
大慌てで逃げる家族に、それを追いかけるクマ。
ページの構成もここで一挙に数コマで描かれていて
スピード感も抜群！
読んでいるこちらも自然に早口になっちゃいます。
最後に家に入れなかったクマが帰って行くのですが
肩を落とした後姿がちょっぴり寂しそう。
きっとただ一緒に遊びたかったんだね。