ちいさくなったパパ」 みんなの声

ちいさくなったパパ 作:ウルフ・スタルク
絵:はた こうしろう
訳:菱木 晃子
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1999年
ISBN:9784338126113
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 12
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  • 子どもに帰るということ

    子どもと遊んでいるつもりでいたら、子どもからしたら「お父さんは遊んでいない」と思っているのです。
    で、…。
    一日、本当の子どもに戻ったパパからすると、奥さんは巨人に思えるし、背丈が子どもと同じになっても、思考も行動も子どもには戻れない自分を実感するのでした。
    滑稽ですが、シニカルな笑い話。
    思わず感じ入ってしまいました。
    子どもに帰るというのは難しいだけではなくて、ストレスでもあるようです。
    夜になってまたもとの自分に戻って行くパパを迎えてくれたのは、自分と同じ背丈に見えるようになった奥さん。
    ラストがいろっぽくて自分は気に入ったのですが、子どもと一緒に読むにはスリリングな展開でした。

    投稿日:2010/08/28

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  • 対象年齢、気になりませんか?

    面白い本です。特に大人には。
    一言で言うと、大人である主人公が、ある時、突然子どもになってしまい、自分の息子と童心に還って遊ぶという内容です。
    細やかな心理描写と、それにぴったりの絵で、味わい深い絵本に仕上がっていると思います。

    この絵本、絵本にしては珍しく、対象年齢「中学生以上」の絵本なのです。
    どうりで大人にとって面白い絵本であるはずです。

    私が気になるのは、この絵本を子どもに積極的に勧めて良いものかという点です。
    確かに、部分的・表面的には、小学生位の子どもにとっても面白いと感じるシーンが多くあるでしょう。
    基本的に、書物には年齢制限がなく、その世代毎に違った読み方があり、それで良いと思っています。
    私自身も子どもの頃からつい最近まで、出版社の提示する対象年齢について気にしたことなとありませんでした。
    ところが、この絵本の対象年齢が「中学生以上」となっているのには理由があると思います。

    ひとつには、内容的に、大人の視点からの心理描写が多く、単純に大人の方がより深く楽しめる点でしょう。
    そして、おそらくもうひとつは、皆さんも少し気になっている、ラストの性的なシーンです。
    このシーンについて、子どもから質問されても、きちんと説明できる方は、それで良いと思います。
    しかし、私はこのシーンを具体的に子どもに説明することができません。
    ですので、私個人としては、この絵本は「大人の絵本」です。

    良い絵本は世の中に、一生かかっても読みきれないくらい数多くあります。そのような環境の中、わざわざ大人向けの絵本を意図的に子どもに手渡すこともないと思っています。
    こちらのレビューに同じような意見の方がいらっしゃならないことを少し不思議に思っています。
    繰り返しますが、この絵本は星5つの良書だと思います。
    しかし、「子どもといっしょに楽しむ本を選ぶ」という目的でこちらのサイトを利用されている方が多くいらっしゃることを考え、老婆心ながら書かせていただきました。
    大人の皆さんにはとてもおすすめの本ですよ!

    投稿日:2020/05/29

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  • 子供に戻ったパパ

    面白い!!
    息子は、小さいパパが、大人みたいなことしてるのが面白かったそうです。車の運転とかスリリングですしね。
    個人的には、ラストがお気に入りですけど、絵ではシルエットでそれとなく描いてますが、子供にはどこまで理解できたのかな?

    投稿日:2018/10/01

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  • いつでも子供に戻れる

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    子供になりたいと考えたパパは流れ星に願いかけます
    そして本当に子供の姿になったパパ!
    自分の息子と真剣に遊んだり、車の運転までしたり・・・
    なんともはちゃめちゃな行動をとるパパ・・・

    考えてみると見掛けは大人でも心の中にはいつでも子供に戻れる準備はできているような気がするのは私だけでしょうか・・・?

    誰もが子供から少しずつ成長して大人になったわけだし、このお話を読みながらそんなことを考えていました

    ラストは私的には「えっ!」という感じでしたけどね

    投稿日:2012/03/15

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  • どうして、おとなは遊べないの?

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    ある晩、息子と一緒にプラモデルを作っていたら、むすこから、
    「どうして、おとなは遊べないの?」と言われた。そこで、おとうさんは、流れ星にお願い事をするのです。
    翌朝起きてみると、周りの様子が何だか変…
    そうです。お星さまが願いをかなえてくれたのです。
    体が小さくなって、子どもの体で息子と遊ぶパパですが、心はやっぱりおとなで、なかなか難しい面もあります。
    子どもと一緒に遊んだ一日を、パパはどんな気持ちでいたのでしょうか。ちょっぴり切なくて、深く考えさせられるお話でした。

    投稿日:2012/02/19

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  • 子どもには新鮮に映るようです

    漢字にルビが振っていないものがあったりするので
    低学年のお子さんが一人で読むには難しいかもしれないですが
    親御さんの読み聞かせでなら十分楽しめると思います。
    ある日のパパの願いがお星様に叶えられて
    パパは自分の息子と同い年くらいの男の子になることができます。
    息子がタジタジになるくらいはじけて遊びまくる子どもに返ったパパの様子が面白いですね。
    体は小さいのに車の運転したり、財布を振りかざして高価なレストランに入っちゃって
    まずは子どもにはできそうもないことばかりをやってのけちゃうので
    (本当は大人なのでアタリマエなんですけど^^;)
    娘は次はどんなことやるのだろうと楽しそうに聞いていました。
    「なぜ大人は遊べないんだろう?」
    冒頭の息子の一言にドキっとします。
    本当だ、いつなんだろう??
    なんだか寂しいような気分にもなりましたが
    今、自分の娘と同い年になれたら 楽しいかも・・・と
    自分に置き換えて想像して楽しんでしまいました。

    最後のオチにも違う意味でドキっとしました^^;
    絵本でもこんなのアリなんですね。

    投稿日:2010/11/07

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  • パパさん方にも

    パパが星に願ったら小さくなりました。子ども向けというより大人が読んだ方がおもしろいのでは?と思いました。

    息子は聞いていましたが、熱心という風でもなく。大人か、もう少し大きくなった時点で、子どもの頃を懐かしく思うかもしれませんが。

    はたこうしろうの洋書っぽい絵がとてもよく合っていると思いました。

    読んでいて、おばあさんが10歳になるたかどのほうこの「いたずらおばあさん」を思い出しました。

    パパが精一杯子どもに戻ったことを満喫している様子なのに共感が持てました。夫にも読ませてあげたいと思います。

    うちのパパだけでなく、世の中のパパさん方にも読んでもらいたい本です。

    投稿日:2008/03/26

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  • 1日だけなら なりたいかも。

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    「子供の時のようにしてください。1日だけでいいから・・」と流れ星に願いをかけたら、子供になっちゃったパパのお話。

    小さくなって 自分の息子と友達になるなんて、すごい素敵です。本当にそんな事が出来るのなら、わが子の本当の姿を見る事が出来るでしょうね。

    「大人はどうして遊べないの?」
    ・・・どうしてでしょう?遊んでると思うけど・・子供の時のような好奇心や冒険心、ワクワクドキドキは 確かにないかなぁ。

    小さな頃にはどこまで高くこげるか競えたブランコも、今では少しこいだだけで「きもちわる〜い・・」となってしまいます。
    このお話のパパのように 小さくなれれば またブランコを思い切りこげるのかしら?

    読み聞かせは小学生からでもできると思いますが、共感し、面白さがわかるのはパパ・ママになってからかもしれませんね。

    投稿日:2008/06/22

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  • 小さくなって自分の子供と友達になりたい!

    • アルゴドンさん
    • 40代
    • その他の方
    • 茨城県
    • 女の子9歳、女の子3歳

    このお話の最初の場面は、童心に帰って子供たちと遊んでやることの出来ない私には痛烈でした。プラモデルを一緒に作っているのに『どうして大人は遊べないの?』と息子にきかれてしまうパパ。大人は遊んでいるつもりでも子供にとってはプラモデルを組み立てる作業を一緒にしているだけで遊んでるのとは違う。息子のひとことにはっとさせられたパパが星につぶやいた願い事がかなって.....。私もこのパパのように一日だけでいいから子供になって自分の子供と遊んでみたい。公園でブランコに乗り、遊園地でホットドッグをかじりながら観覧車に乗って、なんて楽しいことでしょう!。夜になり家に帰らなくてはいけないのに『かえりたくない!』と泣き出すちいさいパパを息子のトーマスがやさしく慰める場面にはほろりとさせられました。

    投稿日:2007/02/05

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  • パパだって子供だったんだ!

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    「どうしておとなは遊べないの?」
    息子の質問にパパは星にお願い。
    「子供の頃の私にして」


    子供時代に戻ったパパ。
    わーい!
    一人で遊ぶもうまくいかない。
    そう、身体が縮まっただけだから。


    やがて息子に会う。パパと気付かれないよう配慮しながら息子と精一杯「子供」として楽しむ。


    大人になって子供の頃のように身体が動かずもどかしくなりながらも 「子供」として息子に尽くすパパの姿が素敵でした。

    投稿日:2007/01/11

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