「かんからかん」 みんなの声

ちょっとレトロな缶です。

ジュースの缶をいろいろな角度から
見るのですが、
子供の目線って意外とこんな感じなのかなぁとも思ってしまいました。
大人だと、真正面で銘柄を確認して
上から見て、ふたを開けるぐらいなのに
この本を読むといろいろ見てみるのも
おもしろいなぁなんて思いました。

空き缶を、上から見たり、下から見たりと、色々な見方をする内容自体も面白いが、なんといっても、谷川俊太郎さんの文章が子供の心を掴んだようだ。大人の私が見ると、あまりピンとこないこの本だが、子供には、「空き缶の魅力、そして谷川さんの言い回し」が、なんとも言えず、心にくるらしい。感性をくすぐる絵本ともいえるかも。

　一つの空き缶を色んな角度から見ています。上から下から横からと、何気ない缶ですが、角度によって色んな表情があるなと思いました。最後には、キチンとゴミ箱へ捨てようとも書いてあります。
　様々な視点で、一つの物を見るって面白いですね。

缶を上から見たり、横から見たりしているだけなのですが谷川俊太郎さんの文章が何故か楽しく響く本です。

最初読んだ時「何だこれは」と思ったのですが声に出して何度か読むと「かんからかん」というフレーズが妙におかしくて笑ってしまいました。
理屈じゃなくリズムで楽しんで欲しい本です。

１つの空き缶を四方八方から見た絵が描かれています。上から見るとまる。下から見てもまる。でも、横から見ると四角というように・・・。そして、缶をけって川に落ちでぷかぷか、最後はゴミ箱へかんからかん。缶を蹴ったとき正直「あ〜子供がまねするかも・・」と思ったけど最後はゴミ箱に捨てるのでホッとしました。

たった一本の缶ジュースを子供の目線で捉え、上手に表現した作品だと思います。子供が初めて缶ジュースを見たとき、こんなしぐさをしていたなぁと思い出しながら読んであげました。大人には小さな缶ジュースでも、子供には大きく見えているんだなぁと・・・。読んだ後で、空き缶をたたいたり、蹴ったりと、昔を思い出しながら子供と遊びました。最後には、空き缶は屑篭へ捨てるように〔ひろってすてようかんからかん〕と書いてあり、マナーやリサイクルについても教えてくれています。