「たぬきのじどうしゃ」 みんなの声

大人って、自分が納得するエンディングをお話に求めてしまいがちですよね？
そんな期待を見事に裏切りつづけてきた（笑）長さんらしい作品だと思います。
いつも長さんの作品を読むたびに、「そうきたか！」と笑ってしまいます。
この作品もそんな作品のひとつで、かえるの怪物が出てきても、どちらがどちらをやっつける、もしくは仲直りするなんてことはすみに追いやられてしまいます。

２歳の息子は、そんな長さんワールドが大好きで、「ぽんぽんぶうぶうぽんぶうぶう」と楽しそうに踊ったり、最後のたぬきさんの車を見て「わぁ〜！なんだこれ！」と笑っています。

最近読んで、衝撃を受けました。
昔はすーーーーっごく好きだった絵本なのに、今読むと「・・・？？？」なんです！！
子どもにしか受けない世界観なのかなぁ〜と思います。
だからこそ、子どもには絶対オススメですよ〜！！！
ぽんぶう　ぽんぶう　ぽんぶうぶう　♪♪♪
長 新太さんの絵本は大好きですｖｖ

何とも言えない絵本です。
職員の中でも好き嫌いが別れます。もちろん子どもも好き嫌いが別れる絵本です。

かえるのかいぶつ。
これは怖いのか、気持ち悪いのか、可愛いのか？！
見る人それぞれです（笑）

内容はタヌキが走っていると魚が跳んできて「助けてください」といったとたんに、カエルの怪物が「ゲロゲログエェ〜〜」と出てくる。というお話。
なんともナンセンス（＊＾m＾＊）

「ぽんぽんぶーぶー　ぽんぶーぶー」
これをどう面白く読むか・・・なかなか悩まされます。

たぬきのおじさんがじどうしゃではしっていると、
魚にであいました。
「かいぶつがいるのです、助けてください！」
魚に言われ、おじさんはこわごわ川の方へ。
おじさんとかいぶつのたたかいがはじまります。
おじさんは、自分のおなかをたたいたり、車のクラクションをならしたりして
がんばります。

ポンポンブーブー！ポンブーブー！！

かいじゅうは、ゲロゲログエー！！
と、負けずに迫力でせまります。

決着のつかぬまま、
最後には、おじさんののった車がかいぶつの手から下におち、ゴロンゴロンところがって、車がまるまってしまいました。

この本は、言葉のおもしろいナンセンス絵本です。
内容なんて、関係ない！？
こどもたちは、「ポンポンブーブー」とか、「ゲロゲログエー」という
面白言葉のとりこになります。
楽しい絵本です！

１歳くらいから楽しめると思います。

いやはや、長新太さんのナンセンスには本当に脱帽です。でもこのナンセンスが子どもに受けるから不思議。
かえるのかいぶつが「げろげろくえー」と泣いたり、たぬきのおじさんが「ぽんぽんぶうぶう」とおなかと自動車の警笛を交互に鳴らしたりする様がなんともおかしいらしいのです。
この魚も魚ですよね。たぬきのおじさんに助けを求めるなんて・・・。選んだ相手が悪かった。でも結局は、何も悪さをせず、かえるのかいぶつは川に帰ってしまうのですが・・・。結果よしということでしょうか。
たぬきのおじさんの自動車ちゃんと走れたかな？こんな形だと無理かな？

絵本を選びを考えさせられた一冊。私にとっては、「何？？？」と思うストーリー展開に、子供は大うけ。それからは、一度読むと「もう一回読んで〜」の連続です。たぬきのおじさんと、かえるのかいじゅうのやりとり、そして何よりでてくる音の繰り返しが楽しい気分にさせてくれるようです。親が好む話やしつけに役立つ本を与えがちですが、子供が笑えてただ楽しいなぁーと感じる本も良いものだなぁーと感じてます。

私は正直に言って「何これ」でした。
でも、子どもにとってはお話の内容より、大きなかえるの絵や「ぽんぶう　ぽんぶう　ぽんぽんぶうぶう」といったリズムが面白いみたいでした。確かに、擬音語もはっきりした色も、子どもを惹きつけているなぁという感じです。

　４才の息子は乗り物好きなので、図書館で私が選びました。
ただ、言い回しがちょっと息子には幼過ぎたので、イマイチだっかな？
何年か前に出会っていたら、絶対喜んでくれたことと思います。

面白かった。長さんの作品って、ラストがいつも読めないんですよね。
今回も、まさかこんな結末になるとは…。
たぬきのおじさんが自動車に乗っていると、突然飛び込んできた魚に助けを求められます。
それでしかたなく川へいってみると（なんてお人好しなたぬきのおじさん）、そこには大きなカエルのおばけがいた！
たぬきなりに頑張っては見たものの、大きなカエルに勝てるはずもなく。空しい結果になります。
まぁ、結果はともかく面白おかしく読める絵本です。

たぬきのおじさんがドライブをしていると、魚がピュ〜っととんできたの。「かいぶつがでた！助けて！」と。
たぬきのおじさんは、何があったのかとくるまを走らせて川のほうに見に行きました。すると・・・。ざざざざぁ〜っとかえるのかいぶつが出てきたのです！たぬきのおじさんはびっくりして、車をバック！でも、かいぶつにつかまってしまったのです。たぬきは、自分のお腹をぽんぽんたたいたり、くるまをぶうぶう鳴らしました。
「ぽんぽんぶうぶう　ぽんぶうぶう　ぽんぶうぽんぶうぽんぶうぶう」
すると、かえるは大きな声で「げろげろぐぇ〜」と鳴いたので、たぬきの自動車は落ちてしまいました。そして、かえるのかいぶつは川の中へ消えてしまいました。
落ちたたぬきの自動車は、つぶれてしまい、ころころと転がりました。そして真ん丸くなってしましました。どうやって走るのでしょう？というお話です。
子供もこのお話は大好きで、「ぽんぽんぶうぶう〜♪」のところは、喜んで私と一緒に言ってます（笑）かえるのかいぶつが出てくるページでは、かえるの絵もおもしろいし、大笑いしてます。