最初にこの絵本に出会ったのは子供が幼稚園の年長さんの時。図書館で見つけて一緒に読みました。
大きなリンゴの横に小さなオジサン…とてもシンプルだけどインパクトのある表紙。ほのぼのした絵本を想像していたのですが、内容は全く違うものでした。
リンゴを育てるために使う農薬に疑問を感じ、無農薬でリンゴを育てようとしたものの、周囲から強いバッシングを受けたり、何年も何年も失敗し続けるおじさん。
でも、ある事がきっかけで奇跡のリンゴと言われる無農薬の美味しいりんごが実ったというお話。
途中であきらめてしまうことも出来たと思いますが、奥さんを思い遣り、挫折を繰り返しながらも信念を貫き通すおじさんの姿に感動します。
そして、おじさんの『りんごの奇跡』を鈴木まもるさんの優しいイラストがグッと盛り上げてくれます。
小学校の読み聞かせでも何度か使いましたが、「これは本当にあったお話です…」の一言で子供たちの関心もグッとアップしたようでした。
最近、映画化もされたようなので、そちらも是非、観てみたいです。