大人が行っちゃいけないというところへ、行きたくなるのが子どもの本能ですよね。探検気分になって、どきどきわくわくしてくるこの気持ち、大人になっても、体験してみたくなります。この本は、そんな気もちにこたえてくれる本です。
緑いっぱいの森の中に現れた船。。。この意外性に、これから始まる不思議なことへの期待感がふくらみます。海を進む本物の船のように、世界中を旅することができる船が森の中にあるなんて、私の硬い頭では、まともに想像することができなくなっていますが、できる限りの想像力をはたらかせて読み進めました。
本の中の子どもたちといっしょに世界旅行を楽しんだことが、思い出となって心の中にずっと住み続けてほしいなあと思いました。