「日本のお祭り絵本」というシリーズの1冊らしいです。
どうもこの作品は日本伝統の芸術を伝え残すために生まれたものらしく、1978年初版。とありますが、増刷された様子もなく、図書館で監査くして出してもらった時も「書庫」保存状態になっていました。
とても素晴らしい絵本だと、大人は思いますが、うちの子の言い分も聞いてみると、「なんだかよくわからない」そうで、
芸術性に富んだ作品、おまけに訛りがバリバリに出てくる作品というのは、子ども達に受け入れにくい面もあるようです。
用はちょっと変わった地方独特の七夕を紹介したものです。
すっぼい訛りで語られていましたが、場所的には今の千葉県あたりに戦前くらいまで残っていたお祭りだそうです。
「馬にお供え物を載せて精霊供養に充てる」行事って、こうしてみると七夕というより、お盆のお祭りみたいですよね。
そもそも七夕祭りって、日本人の感覚では
「離れ離れになった恋人同士が、天上で年に一回会える日のお祝い。地上のわたし達もそれに便乗して、何か一つ願い事を叶えてください」という他力本願名お祭ですよね。
実はお盆祭りや道祖神祭りと、七夕祭りがくっついちゃっところもあったんでしょうね〜。
こういうのって、調べてみたらハマりそうです。
気になる方は図書館で検索してみてください。
あまりお子さん向けではありませんが、梶山さんのイラストが面白いので一見の価値あります。