「ムジナ探偵局(7) 完璧な双子」 みんなの声

２話収録されており表題作「完璧な双子」の方は数年前に死んだはずの父を名乗る男が現れ、さらにそのそっくりな男がもう一人現るというストーリー。「わらう幽霊」は竹藪に出現するわらう幽霊の正体を解き明かすお話。
どちらの話もファンタジー色強めで少し不気味です。
２作目に出てきたキャラクターが出てくるので「なぞの挑戦状」を読んでから読むのがおススメです。

1話目「わらう幽霊」は、源太のクラスに関係ありそうな気がしましたが、薄気味悪かったです。
ラストは、面白おかしくまとまりホッとしました。
2話目「完璧な双子」の謎解きの舞台は、本家と呼ばれるお屋敷の20畳の大広間。
25年前の失踪や親戚の証言など、サスペンスドラマ風の展開に引き込まれてました。

双子の兄弟はいないはずなのに…ふたごでないけど双子！？のようにそっくりな男２人が出てくる事件です。これはもうムジナさんの出番ですね！妖かしのにおいがぷんぷんします。
毎回楽しませてくれるし、読みやすいシリーズでいいと思います。
この巻では２つのお話が楽しめますよ。

うちの下の子くらいが一番お薦めの年齢だと思いますが、絵が不気味すぎると、元が怖がりなので、読もうとしません。
上の子は、中学生ですが、面白がって読んでます。特にときどき出てくる「ねこまた」が、上の子のお気に入りです。

この作品は表題作のほかに「わらう幽霊」という話が載っていて、私は個人的にはそっちの話の方が好きだったな。
むかし話から持ってきたオチが付いてるし…。確か、似たような話を聞いたことがあります。

ムジナさんと源太少年は、回を重なるごとにいいコンビになってきている気がします。
「ムジナ探偵局」シリーズはぜひ、全巻通して読んでみてほしい作品です。