本屋で絵の可愛さにひかれて立ち読みして、そしてストーリーの可愛さにもひかれ買った絵本です。
クマくんがお月さまに誕生日の贈り物をあげたくて話しかけるのですが、「たんじょう日、いつですか?」と話しかけると「たんじょう日、いつですか?」と返ってきます。
お月さまの返事はクマくんが話しかけたやまびこの声なのですが、クマくんはお月さまと話ができたと思い喜びます。
息子もまだやまびこの意味がわからないので、クマくんはお月さまと本当に話をしていると思っています。
そして、息子はこの絵本を読んで以来、お月さまが大好きになり、散歩の途中で花の種をとった時に、お月さまにあげる!と言って、お月さまに手紙を書いていました。
この絵本では、最後に誕生日に贈った帽子がなくなってしまうのですが、「いいんですよ、そんなこと。だって、あなたがすきだもの!」「おたんじょう日、おめでとう!」という会話で結ばれており、とても心温まる絵本です。