こんなプレゼントをもらったらとてもうれしいですね。プレゼントは1匹の小犬。でもプレゼントは、それだけではありません。チムは、わくわくするような冒険・勇気を一緒に得ることができます。まるで想像がつかないストーリー展開は、読むものの心を捕らえて離しません。
ページをめくっていくと、不思議な世界へと続いていきます。最初の「なぞのてがみ」では、理解不可能だった文章も絵本を読み進んでいくうちに、まるで、チムと一緒に冒険をしているかのごとく、ストーリーが進んでいきます。
楕円形の石の影にあった▲の入り口からほらあなへと入っていき、ほらあなのおくの●い穴をくぐりぬけ、階段を降りて地下室へ。大人の私ですら、わくわくして次へ次へと絵本を読み進んでいきました。最後に小さな窓からのぞいた小犬の顔を見たときは・・・。
子どもだったらこの絵本をどう読み進んでいくのでしょうか。自分がチムになって、一緒に冒険を楽しむのでしょうか。最後は、ちゃんと帰り道が描かれています。小犬が置かれていた場所は、実は、チムの家だったのですね。
いつか、このようなわくわくするようなプレゼントを娘に贈ってみたいと思いました。