「おほしさまかいて！」 みんなの声

絵描きが次々に絵を描いていくと一つの家庭が現れました。
素敵な家に家族が住んでいて、周りには綺麗な花や蝶々たち。キラキラとした世界に吸い込まれたと思っていたら次に現れたのは闇･･･。

３歳の娘には難しいかなぁ〜とも思いましたが、やはり色合いがが楽しいのか何度も読まされています。

大人も楽しめる絵本だと思います。

エリック・カール展へ行った帰りに購入した中の１冊です。
内容・絵、共に気に入りました。

絵がカラフルだから、１才の息子の目をひくかな？
繰り返しの文章だから、１才の息子は楽しいかな？

結果は･･･×でした（ＴｏＴ；）
でも娘はまあまあみたいです。
私は好きなんだけどな。

絵描きさんは、次々と描き続け、ついには世界を造ってしまう。
まるでキリスト教の≪創世記≫の神様みたいです。

大人の自分が読んで見ると、生き物や地球や宇宙のつながりというものを感じました。
しかし子供にはあまりおもしろみがなかったようで「また見たい」はありませんでした。

でも絵の色使い方いつもながら素晴らしく『さすがエリック・カール』と思いました。

息子がはらぺこあおむしが大好きで、図書館で見かけたこちらの本も借りてみました。とても夢のあるおはなしですね。２歳の息子にはまだ早かったようで、さほど関心を示さなかったのですが、私がハマってしまいました。天地創造は最初にアダムとイブ＝人間がつくられたのに、このおはなしでは人間は求められてつくられたことになっています。その期待に応えなければなーと、なんだか心にしみる想いが残りました。ちょっと大きい子向けの内容かもしれませんね。

私が読んだ感想は、４歳の娘には意味がわからないかなと思いました。
実際、娘に読み聞かせた後は無表情でした。
絵描きが星、人、猫などいろいろなものを次々に描いて行きます。そして、それが天地創造だったということが解ったのはあとがきを読んだ後でした。
文章は短いですが、内容は難しいので子供向けの本じゃないのかな？と思いました。

星を上手に書けなかった娘は、この絵本を見ながら一生懸命星を書いていました。
何度も書いてみるけど書けなくて泣き、泣いては何度も挑戦して書いてやっと綺麗な星を描けるようになった時は、本当に嬉しそうでした。
その後に、やっと読み聞かせ。
内容は、「おほしさまかいて！」の声に、絵描きは星を書きます。
すると、今度は星が「お日様かいて」というので、絵描きはお日様を書きます。
そうして、絵描きは言われるがまま絵を描き続けていきます。
女の人と男の人が出てきた時は、「これは、天地創造のお話かしら。」と思いました。

なによりも、娘がこの絵本で星が上手に書けるようになって喜んだ姿が忘れられません。

エリック・カールのすばらしい天地創造だけの話ではなく、色彩豊かでカラフルなこの絵本は、子供達に豊かな感性を持たせてくれるに違いないと思います。

絵描きが描いたお星様。
次々とリクエストに応えて、おひさまや木や雲や人間を描いていく・・・。
まるで天地創造です。
そして、刻々と年老いてゆく絵描き・・・。
コラージュの絵も、筆の跡がわかる描き方も、
とても魅力的です。
それにしても、このお星様、本当に素敵なんです。
一筆書きのお星様、普通は鋭角が５つなんでしょうけど、
このお星様は８つ。
それだけに、複雑なようで、でも均整が取れていてとても素敵。
幼い頃、一筆書きのお星様が書ける様になった時、
とてもうれしかったことを思い出しました。

息子が星を見ると「おほちちゃま」と連発してた時期に読みました。
男の人と女の人の裸が出てきて「ウンチ」（チンチンのこと？）と言っていたり、猫を狼（そう見えなくもない）と言ってたりしました。
持ってきて「読んで」ということもあれば「おほちちゃま」「大きいの（この本が他の本より大きかったため）」という風に数回リクエストされました。

エリック・カールさんの作品で色鮮やかな絵本です。絵描きが色々なものを描いていき、後のほうで一通りのものが描かれたシーンがまとめて出てきますが、とても見事です。
最後に星の描きかたが載っていて、ちょっとユニークな絵本です。そして絵描きが流れ星になって夜空を旅するシーンは子どもが大きくなったら理解できるようになるかも知れませんね。長い間楽しめそうです。

長男のために買った本なので、かれこれ１０年近く我が家にあります。私の初めてのエリック・カールでした。

独特の絵柄、色彩感覚と発想。一読して大好きになりました。天地創造という重いテーマと鮮やかな色使いの組み合わせが絶妙です。また、「エリック・カールの動物さんぽ」を読んで、ますます、この本が好きになりました。

私は大好きなのですが、こどもはいまいち。もっと、起伏のあるストーリーが好きなようです。でも、この本の語りかけるものをいつかわかってくれたらいいなと思って、「エリック・カールの動物さんぽ」も一緒に本棚にならべてあります。