「おやすみ、かけす」 みんなの声

このお話は、色々な動物におやすみを言っている男の子のお話でした。色々な動物とも仲良しだからみんなにおやすみを言っていると思うので、うちの子はそういったところがいいな〜って言いながらこの絵本を見ていました！！

白と紺色の、シンプルな色使いですね。
夜の暗い雰囲気が、表現されていたと思います。
絵と同様に、文章も落ち着いた雰囲気なので、おやすみ前の気持ちを落ち着けたい時間には、ちょうどいいと思いました。
「おやすみなさい」の繰り返しで締めくくられるので、いい流れが出来たと思います。

一年生の国語の教科書のような、分かりやすい文章です。
子どもが安心して聞ける繰り返しで、鳴き声や身近に聞こえる音が書かれています。

何気ない日常だけど、子どもには大事な日常です。
大人には、どこが面白いのかと思うような繰り返しが、、子どもには安心できる大切なものなのです。

子どものそんな気持ちに沿った絵本だと思います。

字も絵も紺色一色の絵本。
おやすみ前に読む絵本におすすめです。

１ページごとに鳥や動物がでてきてきます。
鳴き声の擬音の部分や、男の子の語りかけの部分がなんだか心地よく響きます。
読みすすめていくと心穏やかになっていく感じです。

いっぱい遊んだ日　ゆっくり寝てほしいな〜　という夜に読んであげたい絵本です。

小さい子どもに寄り添っているなあって思いました。
読みながら、静かで穏やかで安心して眠りにつけるような気がします。
なんだろう？大きなものに守られている感じがするのです。
元気いっぱい遊ぶには、こうした静けさも大事ですよね。
娘がもうちょっと小さくて、まだ言葉もままならなかった頃を
なんだか思い出してきゅんとなってしまいました。
エッツの他の絵本も最近読んでいなかったなあ。
今晩、『もりのなか』や『わたしとあそんで』も読んであげよう。

作者のエッツが小さい頃はこうして自然の中で過ごし、こうして身近な小動物に話しかける日々を送っていたとのことですね

なるほど・・・自然の中での風や音がこどもの感性をはぐくんでいくんでしょうか

大事なことですね・・・今はバーチャルで体験することは出来るけど、自然の中では比べ物にはならないです
実際に山や川遊びに子どもを連れていくと、子どもはイキイキしてますもん
そんなふうに大自然の中に自分をおいて読むと心も洗われます

濃紺一色で描かれた、夜を空気を感じさせる繊細な絵と短い文章。
しん・・・とした雰囲気の中、動物の鳴き声が遠くから、かすかに聞こえてくるようです。
何度か登場するかけすとかえるは、男の子が特に好きな動物でしょうか？

途中、
「おとこのこが、がっこうへむかって　ゆっくりあるいていきます。」
のページで、あれ、と思いました。
夜にがっこうにむかうの？
何度か読み返すと、後半続けて登場する男の子の服や雰囲気も少しずつ異なり、
時間の流れには沿っていないようにも感じます。

もしかしたら、寝る前の儀式なのかな？と思いました。
ベットの中、現実から夢の世界に向かう途中のぼんやりした時間に
男の子が自分の好きなものやその日あったことを思い浮かべ、
かけすたちにお休みを言ってから眠りに落ちるのではないかな？と。

真っ暗（濃紺ですが）になったページの後の最後の「おやすみ。」も
男の子が眠りに就いたのを見届けたお母さんの言葉のようにも思えてきます。
子どもの寝顔を見ているような、柔らかな読後感でした。

残念ながら息子の反応はあまりありませんでしたが、
（昼間に読んでしまったのも悪かったかしら？）
後でペラペラとページをめくったりしていたので
また眠る前に読んでみたいと思います。

「かけす」。
表紙から鳥の名前であることは想像がつきますが、
あまり馴染みのない名前なので、読んでみたくなりました。

内容は、静かなリズムの擬音の絵本。
鳴き声に足音など…。
かけすは、そのなかのひとつにすぎません。

すごく伝統がありそうに感じたのですが、
かなり新しい本なんですね。

静かで優しい雰囲気は、夢うつつで聞いていたい感じ。
子守唄がわりにゆっくりと落ち着いた声で読み聞かせて
あげて欲しい絵本です。

『もりのなか』同様一見地味な作品ですので、大人が読み語ってあげて子どもに届けたい作品だと思いました。
原題は『JAY BIRD』、かけす、の意味ですが、これは鳴き声（ジェー、ジェー）から来ているのでしょうか、
興味深い単語です。
かけす、かえるなどの様子が綴られます。
鳴き声や周りの音に耳を澄ませているのは、主人公の男の子でしょうか。
やがて、男の子は、かけすやかえるに、おやすみ、を告げます。
たったこれだけのストーリーですが、単色で描かれたシンプルな絵と
洗練された、耳に心地良い文章が、「おやすみなさい」の世界に誘ってくれそうです。
耳を澄ませる心地良さを体感できると思います。
この感性、素敵だと思います。
大人もぜひ、体感してほしいです。

長いのですが、ストーリーがシンプルなので3歳でも飽きずに読めました。いろんな動物や飛行機などの音がまずは出ていて、途中から男の子がそれぞれにおやすみをしていくという内容。いっしょに子供も眠る体勢になれました。なかなか良いと思います。