魔法の歌を書いたお札を枕の下に入れて見た初夢を誰にも言わなければかなうと教えた和尚さんは、その夢を聞きたくてしょうがない。
3人の小僧さんの二人は和尚さんに乗せられて話してしまいました。
残る一人のもっこーそーは、何を言われても黙りとおして、川に流されてしまいました。
そしてかなえられた夢は、なんともうらやましい限りのモテモテ話。
こんな夢だったらつい口に出してしまいそうですが、もっこーそーは素晴らしい。
望みをかなえるためには、ここまで意固地にならなければいけないのですね。
それにしても「永き世のとおの寝ぶりの皆目覚め 波乗り舟の音の好きかな」というまじない歌。漢字を当ててみましたが、どういう意味なのでしょうか。
意味ありげなのが気になりました。
長谷川義史さんの絵が見事にマッチしています。