NHK教育テレビで(2005年前後?)子供に絵本の「読み聞かせ」をやっていて、この本が取り上げられていました。おもしろくてハマってしまい、もう一度絵本で読んでみたいと思い、手にとりました。ガブとメイの一見おかしな友情、深まっていく信頼関係、そして追い詰められいく。最後には友を守り抜くために、命を落とすガブ。それを知らずに、朝日の中でガブの名を呼び続ける無垢なメイ。自分はどちらなのか…登場人物に置き換えながら、浸りきれました。子供もそれなりに何かを感じとっていたようですが、どちらかと言えば大人に好まれるお話でしょうか。あべひろしさんは、動物園に勤務していただけあって、動物の絵、動きや表情がとても上手です。大胆な色遣いも大好きです。