落ち着いたモノトーンの表紙に惹かれて手に取りました。
うさぎのチャコ。お母さんは遠い街の病院へ、おばあさんの看病に行っているのでお留守番。チャコが家の中で描いていた絵はおばあさん(だと思う)だったので、チャコも心配なんだなぁという思いが伝わってきました。それと同時に、だんだん暗くなってきた時間帯のお留守番の寂しさも。
お母さんはまだかなと思いながら外に出たら、足元に浮かぶかげぼうし。一人で遊んでいると、いつのまにか友達がいっぱいやってきて、かげふみ遊びに発展しました。
これは夜遊びですよね?と違和感を抱く人は少なくないでしょうね。私もちょっと、これはどうなんだろうと思いました。月の明るさを象徴はしているけど、かげぼうしは夕方とかでも雰囲気良く描けそうなのになぁ。
テーマはかげぼうしなのか、かげふみあそびなのか、月なのか、おばあさんなのか、留守番なのか…いまいちハッキリしない印象でした。