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いやっ!といえないノニ」 みんなの声

いやっ!といえないノニ 作:ヘザー・ハート=サスマン
絵:ジュヌヴィエーヴ・コテ
訳:くまがい じゅんこ
出版社:サイエンティスト社
税込価格:\1,980
発行日:2024年06月18日
ISBN:9784860790950
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 21
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  • 頑張れ、ノニ!

    読んでいて、心がとても熱くなる絵本でした。
    頑張れって寄り添いたくなるような・・・。
    この絵本の内容は、
    子どもがおとなになっていく過程のような気がします。
    いろんな感情があふれて、
    無邪気だったあの頃には戻れないような気もして。
    いろんなことを考えながら読んだ絵本でした。

    投稿日:2025/02/28

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  • 大丈夫だよ

    • ピーホーさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子7歳、女の子5歳

    ノニは、なんでいやっ!と言えなくなってしまったのでしょうか。。
    相手が悲しむから?それとも嫌われるのが怖いから?
    理由は分かりませんでしたが、どうしても、ぜったいに「いやっ!」と言えないなんて。
    大人になれば、語彙も増えて、「うん」か「いやっ!」だけじゃなく、いろんな言い回しも出来るんだろうけど。。
    とはいえ、はっきり断るのが難しい気持ちは大人でもよく分かります。
    スージーのすることがどんどんエスカレートしていってしまう様子は、ちょっとこわいくらいでしたが、「うん」と言ってなんでも聞いてくれるノニに対して悪気はなくとも、エスカレートしてしまうこともありえるなと思いました。
    我慢が限界にきたノニが爆発してしまったのに対して、拍子抜けするほどのスージーの返事。
    「いやっ!」と言っても大丈夫なんだという展開には安心しました。
    子どもたちが我慢して限界がきて爆発しなくてもいいように、大人たちが寄り添ってあげたり、断ることの大切さを教えてあげられるようにしてあげられたらいいなと考えさせられました。

    投稿日:2024/09/18

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  • 「いやっ!」と言い合える関係を大切にしたくなる 受賞レビュー

    • やえちみさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子4歳、女の子-1歳

    友だちと仲良くするには、相手のやりたいことをさせてあげたほうがいい。相手を嫌な気分にさせたら嫌われてしまう。こんな風に思って、「いやっ!」と言えない子どもが多いのはなぜなのでしょう?子どもはいつから「いやっ!」と言えなくなってしまうのでしょうか?大人でさえも「いやっ!」と言えないことで苦しくなることが多々あります。そしてそんな自分が嫌になってしまったり…。

    ノニは何でもできるし、家族思いの良い子です。でもどうしても「いやっ!」と言えません。友だちスージーのお願いにも絶対に「いやっ!」とは言えません…。それって本当の友だちなのでしょうか?最後の展開には子どもも大人もドキドキさせられてしまいました。

    現在4歳の息子はたくさん「いやっ!」と言います。ノニとスージーのような経験をするのもいいけれど、子どもがたくさんの人と「いやっ!」と言い合える関係を築けるように、今よりもっと子どもの「いやっ!」を受け止めてあげたくなる一冊です。

    投稿日:2024/09/18

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  • 大人への階段を登る途中

    なんだって1人でできるノニ
    ひとつだけできないことは「いやっ!」と言えない
    小さい頃はいやなことはいやっと言えたのに...
    ノニの様な子は沢山いると思う
    いやと言ったら嫌われちゃうかな
    いやと言ったら相手が嫌な気持ちになるかな
    幼い頃の私もそう
    でも言ってみたら案外さらっと分かってもらえたりして
    その勇気の一歩
    大人の階段を一歩一歩登る
    その途中
    成長すると周りのことを考える優しさが出て
    いやなことはいやといえるそれも優しさ
    そんなことに一つ一つ気がついていく
    ノニの心の様子が見える
    大人もいやということに疲れて流される日々
    この絵本をよみ嫌なことはいやと言える強さと
    優しさを思い返す

    投稿日:2024/09/18

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  • 「いや」と言ったら相手はどう思うかな?
    「いや」と言ったら嫌われたりしないかな?
    ノニは「いやっ」と言いたくても、ついその言葉を飲み込んでしまいます。
    私自身、頼まれたら嫌とは言えない性分なので、ノニの気持ちが痛いほど分かるし、ノニと子どもの頃の自分とを重ねて読んでいました。

    改めて考えてみると親や先生は、小さい頃から「貸して」「いいよ」を当たり前のように教えていて、「もし嫌なら嫌だと言っていいんだよ」と教えてきたでしょうか。もちろん教えなくても「いや」と言える子もいますが、ノニのような子どもにはちゃんと「いや」と言ってもいい選択肢を示してあげることも大切なのかな、と思いました。

    ノニは最後、ちゃんと自分でスージーに自分の気持ちを伝えられます。そしてスージーはあっさりそれを受け容れます。
    勇気のいることだけど、自分の気持ちを伝えることはとても大事なこと。
    裏表紙の二人が楽しそうに笑っている様子、きっと今まで以上に仲の良い二人になれそうですね。

    繊細なノニの心情描写に合った優しい色使いの挿絵が素敵で、大人でも考えさせられる内容のお話でした。

    投稿日:2024/09/16

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  • 嫌という勇気

    自分の思いや気持ちを相手に伝えることは、勇気のいることで、よく考えるとそう簡単なことではないかもしれません。
    主人公のノニちゃんも、自分の主張と相手を思う気持ちのバランスで悩んだり考えすぎたりしてしまうことが言いにくさにつながっていたのかなと思います。絵本のストーリーのように、いざ伝えてみると、相手は思ったよりもすんなり受け入れてくれて拍子抜け、なんてことも意外と多いのかもしれないですね。
    当たり前のようにできている場合もあるだろうけれど、とくにむずかしさを感じたときには親子で読みたい絵本だと思いました。この絵本に出会うことで救われる人が増えることも願っています。

    投稿日:2024/09/12

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  • ノニが何故、「いやっ!」と言えなくなったのか?考えながら読んでいました。
    絵本の中に説明はありませんでしたが、家や学校で考えてみても面白そうだと思いました。
    「読んでいて、私はスージーが怖くなってきたのですが、あなたはどうでしたか?」と、この本を読んだ人達に聞いてみたくなりました。
    最後は少しあっけにとられましたが、気楽に、お友達に、「いやっ!」と言っても大丈夫な気がして、気持ちが楽になってきました。
    ノニだけでなく、スージーからも学べるところがありそうです。

    投稿日:2024/09/12

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  • 娘の心の中が覗けた気がしました。

    娘はよく、優しいと言われます。

    お友達に【いやっ!】と言いたいけど、ぐっと言葉を飲み込んでしまい、家に帰ると不満を言うことがあります。

    イヤイヤ期には言えた、【いやっ!】が少しずつ言えなくなって...

    友達に伝えるのは、家族に言うよりもずっと勇気がいることなんだと、この絵本を読んで改めて気付きました。

    勇気を出して言っていいんだよ、と背中を押してくれる一冊です。髪の毛のシーンは絵からも悲しさが溢れていて、辛い気持ちになりました。

    優しい子にはとくに読んでほしいと思います。それから、みんなが自分の気持ちを大切にして欲しいとも思いました。

    投稿日:2024/09/05

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  • 気が楽になりました

    なんでもできるのに、「いやっ」とだけ言えない女の子のおはなしです。
    この絵本を読めば、「いやっ」と言っても大丈夫なんだと安心でき、断る勇気が出るはずです。
    大人の私も、なんだか気が楽になりました。
    気を使いすぎても、案外相手は気にしていないことも多いんですよね。

    投稿日:2024/09/02

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  • じぶんをたいせつに。あいてもたいせつに。 受賞レビュー

    • もけこさん
    • 50代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子19歳、男の子15歳、男の子5歳

    「いや」と言えることは実は一番大切なことではないかと思います。
    絵本のノニのように後悔する、不満に思う気持ちがわくのは、自分を大切にできてなかったことに傷つくからかなと思いました。
    「いや」と伝えるのはエネルギーがいります。
    時にはそのエネルギーを使うのをためらい、「いや」とは言わずやり過ごすことがあってもいいと思います。
    でもこどももおとなもみんな自分を大切にしてほしい。
    「いや」が言えるようになって、そのうえで「する」「しない」を自分で決められるひとになれるといいなと思いました。
    ノニが「いや」と伝えるとスージーはあっさり受け入れてくれます。
    感じ方はみんな違う。自分はいいと思っていても、相手は違うかもしれない。スージーのように、あいての「いや」を「あ、そう?わかった」と軽く受け止める柔軟さもたいせつですね。
    あっさり受け止め、自分を受け入れてくれる人がいる。でも、そうではない悲しい結果になることもあるかもしれない。
    もしそうであっても、自分を偽らず嫌を「いや」と伝えることが自分を大切にすることなんだろうなと思います。
    この本をきっかけに、自分を大切にすること、相手を大切にすることをこどもと話せたらうれしいです。

    投稿日:2024/08/31

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