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魔女モティ とねりこ屋のコラル」 みんなの声

魔女モティ とねりこ屋のコラル 作:柏葉 幸子
絵:佐竹 美保
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2009年01月
ISBN:9784062832144
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,504
みんなの声 総数 4
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  • 続けて欲しい

    魔女モティがおもしろかったので、続きとしって読んでみました。
    魔法のほうき、コラルの存在など、異世界ならではの魅力につつまれてはいますが、物語はしっかりと現実をとらえています。今回も親子や家族について考えさせられる内容でした。
    児童書ですが、大人にも伝えたいことが書かれているように思います。
    ファンタジー好きの大人としては、是非、このシリーズ、続けてほしいです。

    投稿日:2016/01/23

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  • 愛し方を間違えないで

    とねりこ屋の竜、コラルのとんでもない秘密…。

    それは魔女から奪った魔法で攫ってきた人間を卵にし、赤ん坊に戻す事で、自分の子を育て直したいというものでした。

    まさかとは思いましたが…、正直ゾッとしますね。
    それと同時にキーちゃんと同じように怒りが込み上げてきました。
    だって自分勝手にも程がある。そんなのずるい。
    子供のためではなく自分のためにそうしたいのでしょう。

    良い子じゃないと立派じゃないと要らないの?
    自分の思った通りに育たなかったから、認めないなんて、受け入れないなんて、そんなの悲しすぎる…。

    コラルの気持ちも、分からなくもないですよ。
    いっぱい後悔したのでしょうね。でも反省したとは思えません。
    仮に育て直したとしても、やっぱり今の自分になる。キーやニドジの言う通りだと思います。
    まずお母さんが変わらなければ、何も変わらないからです。

    今の彼を否定しないで。
    自分の子がどんな人間になったって、産みの親だけは最後まで愛するべきです。その覚悟を持つべきです。

    私のお母さんは「完璧な子育てなんてできるわけがない。みんな失敗するんだから。」と言っていました。
    私もそう思います。私だってもっと良い子になりたかったし、立派な娘になりたかった。期待に応えたかったし、お母さんに迷惑なんてかけたくなかった。

    お母さんは今でも、子供たちに申し訳ないと思うって言うけど、私は絶対にお母さんのせいだとは思いません。
    自分のせいだと思います。だから変わろうと思うのです。
    そしてお母さんも見守ってくれています。私を信じてくれているからです。

    最後はコラルが子離れできたようで、少し…安心しました。

    このシリーズほんとに好きです。
    私はいつもキーちゃん目線で自分の家族と照らし合わせて読んでいます。
    親の気持ち子供の気持ち、家族の絆…
    大切な事を再確認できる素晴らしい作品だと思います。

    投稿日:2015/03/05

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  • 人生のやり直し

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子3歳

    『魔女モティ』の続編です。
    今回も家族の愛情について考えさせられる内容になっています。

    自分自身、過去に何度も失敗して、もう一度やり直せたら・・・と思うことがあります。
    でもやり直しのできる人生だとしたら、果たしてそれは幸せなことなのでしょうか。
    どうせやり直しができるからと、自分がどんどんダメになっていくような気がします。

    子育てについても同様。
    育て方を間違ったと思ったとしても、それに気付いたときからまた努力すればいい。
    人生やり直しはいつからだってできる。
    そんな勇気を与えてくれるお話です。

    投稿日:2009/08/08

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  • 柏葉作品好きには年季が入ってます。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    私が20年くらい前から好きな児童作家の1人、柏葉さんの新作です!!
    前作「魔女のモティ」の続編でした。

    主人公のキーちゃん(落ちこぼれ魔女モティーの人間の養女)が小学5年生なので、小学校高学年くらいがお薦めでしょうか?
    読み語りが慣れているお子さんなら、寝入りばなに読んであげるのも素敵です。でも、自分で1人読みしてもそれはそれで楽しい物語です。

    「とねりこ屋のコラル」なる者を探しに行ったっきり、モティーが行方不明になり、ピエロの義父ニドジと、キーちゃんはモティーを探しに出かけ…。
    出だしから、キーちゃんとほうきのやり取りに結構笑えます。ニドジは相変わらず、どこかとぼけた感じだし。
    佐竹美保さんのイラストが、またすごく良かったです。
    後半は少ししんみりとしてしまいますが、じっくり読んであげたいお話です。

    もしこの本や「魔女モティ」を手にして面白いと思われた方は、柏葉さんはたくさんの素敵な物語を書かれているので、ぜひ、別の作品も手に取ってみてくださいね。

    投稿日:2009/05/25

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